
このような悩みに答えます。
本記事の内容
- リーディングの勉強法を5ステップで解説します【初心者向け】
- 英語初心者でもリーディングは問題ないです
記事の信頼性
この記事を書いている僕はニューヨーク在住5年目です。実はすでにアメリカの大学院をGPA 3.86/4.0で卒業していて、今は2つ目の大学院で勉強しています。
僕は26歳の時に留学するために英語学習を始めました。今回は僕が実践して効果があったリーディングの勉強法を紹介します。
リーディングの勉強法を5ステップで解説します【初心者向け】

リーディングの勉強手順は以下の通りです。
- ステップ①:単語を英語のまま覚える
- ステップ②:簡単な文法を覚える
- ステップ③:3〜5語の文章を読む
- ステップ④:簡単な一文を読む
- ステップ⑤:簡単なパラグラフを読む
ステップ①:単語を英語のまま覚える
文章は単語の集まりなので文章を読むために一番重要なのは単語です。一つの文章に2〜3個わからない単語があるとさすがに理解できないです。
ここで重要なのは日本語で英単語を覚えないことです。
一つ一つの単語を日本語に変換してると、変換してる間に他の単語の意味を忘れてしまって何が書いてあるのか理解なくなります。
まずは、単語の意味を【イメージ】で記憶に定着させることが大事です。僕は単語帳に付いてるCDの音声で単語の意味を定着させてました。
英単語の覚え方については【簡単で疲れない】英単語を覚えるコツ10個【誰でも定着率90%】の記事で詳しく解説しています。
ステップ②:簡単な文法を覚える(英語の語順・3文型・関係代名詞)
文法を参考書でしっかり勉強する必要はないです。
色んな文法を勉強してもほとんど使わないので忘れます。文章を読んでわからない文法があったらその都度調べるのが効率的です。
しかし、【英語の語順】【3文型】【関係代名詞】はよく出てくるので覚えておいたほうがいいです。
英語の語順
英語の語順は基本的に「主語→動詞→目的語」です。大事なのは重要なことから並べていくことです。
どんなに長い文章でも主語と動詞だけ押さえれば何を言いたいのかはざっくり理解できます。
3文型
英語の文型で覚えておくのは、
・第1文型(SV)主語→動詞
The fall semester begun
秋学期が始まった
・第2文型(SVO)主語→動詞→目的語
John works on the project
ジョンはプロジェクトに取り組んでる
・第3文型(SVC)主語→動詞→補語
The business plan looks good
ビジネスプランは良さそうだ
の3つだけで十分です。
補語は形容詞(状態)のことです。
色んな修飾語がくっついて文章が長くなるだけで、基本的には主語と動詞を押さえれば大丈夫です。
関係代名詞
英語は前から重要なことを並べて後ろからどんどん修飾していきます。そこで使われるのが関係代名詞です。
例えば、次の文章を見てみます。
John works on the project alone which needs 5 people to finish.
ジョンは完成させるのに5人必要なプロジェクトに1人で取り組んでる。
この文章は、
「John works on the project alone」
「needs 5 people to finish」
の2つの文章がくっついてるんですが、日本語の語順で後ろから読む人が初心者に多いです。
最初は違和感ありまくりですが、
「ジョンはプロジェクトに一人で取り組んでる」→「完成させるのに5人必要」
というように、前から理解する練習が必要です。
英語の文章は関係代名詞だらけと言えるほど後ろから修飾するので、前から読む練習をしないと英語のまま理解できないです。
ステップ③:3〜5語の文章を読む
初心者がいきなり普通の文章を読んでも英語のまま理解するのは難しいので、まずは3〜5語くらいの文章で練習します。
さっきの、
・The fall semester begun
・John works on the project
・The business plan looks good
くらいの文章を英語のまま理解できるようにします。
ここで大事なのは、ゆっくり読むことです。
英語のまま完璧に理解するのが目的なので回数をこなすとか急いで読むとかは意味がないです。
短い文章が理解できないと長文は当然理解できないので、まずはゆっくりでいいので数語の文章を理解するのが大事です。
単語帳の例文が短くて簡単なので単語を英語のまま覚えたら例文を英語のまま読んでみるのが良いです。
ステップ④:簡単な一文を読む
3〜5語くらいの文章が英語のまま理解できるようになったら簡単な文章を読み始めます。
このときは一文ずつ理解すればいいです。文章全体で何が言いたいのかまで気にしなくていいです。
木を見て森を見ずという言葉がありますが、木を見る能力がなければ森は見えないのでまずは一文が英語のままきちんと理解できることが大事です。
リーディング教材は中学生くらいの簡単なものにしてください。試験問題だと単語が難しくて読めないので挫折してしまいます。
ステップ⑤:簡単なパラグラフを読む
最後のステップでは、パラグラフ全体で何が書かれているのかを意識して読みます。
この練習をしないと一つ一つの文章が理解できるのに「結局何が言いたいんだっけ?」となります。
英語のパラグラフにはルールがあるので最低限のものだけ押さえておきましょう。
- 1つのパラグラフで言いたいことは1つ
- 言いたいことはパラグラフの最初・最後・逆接の接続詞がある一文のどれかにある
- パラグラフは結論→理由→具体例→結論の順番で書かれている
これらのルールの詳細は【英語のまま読む】リーディングの9つのコツ【実体験から解説】の記事で解説しています。
このステップで難しいことは、文章を英語のまま理解しつつ全体として何が書かれているのかを意識して読むことです。
最初は慣れないことをするので文章が頭から抜けやすいですが、練習すればパラグラフの法則性が自分なりにわかるようになります。
このときも教材は簡単なものを使ってください。パラグラフが1〜3つくらいのもので文章もそんなに長くないものが良いです。
できれば問題が付いてるほうがいいです。問題を解こうとすると何が書かれているのか意識して読むクセがつきます。
英語初心者でもリーディングは問題ないです

英語初心者なので「今から初めて問題ないのか」と疑問に思う人もいるかもしれませんが問題ないです。
僕も26歳から英語を真剣に勉強して今ではアメリカの大学院でスラスラ読めるようになりました。
今回は当時の自分に教える形で勉強法を書いてみたので当時の僕と同じような初心者の人なら効果はあります。
その上で、リーディングの勉強で大事なことを3つ解説します。
- ゆっくり確実に
- 小さな成功体験を重ねる
- 楽しく毎日継続
①:ゆっくり確実に
一文ずつ確実に理解することが本当に大事です。
ゆっくりでいいので確実に理解する意識を持ってください。
ゆっくり読んで理解できないとスピードを上げたら当然のように理解できません。日本語ならテキトーに読んでも理解できますが英語ではそうはいかないです。
テキトーに読むクセがつくと文章がなんとなくでしか理解できないので、試験問題を解く段階で後悔することになります。
②:小さな成功体験を重ねる
文章がほとんどわからなかったり、問題が全然解けないとモチベーションが下がります。
一度やる気が下がると上げるのは簡単ではないです。勉強する気はなくなります。
なので、自分のレベルよりも簡単な文章や問題から初めて小さな成功体験を重ねていくことが大事です。
簡単な文章でもスラスラ読めれば成長を感じられるので英語の文章を読むのが楽しくなります。
③:楽しく毎日継続
英語は1年くらい毎日やって成果がでるので、気楽にやることが大事です。
スポーツも始めてから3ヶ月とかで上手くはならないですよね。1〜2年やってやっと実感できるくらいですね。
毎日継続するならスキマ時間を使うのが疲れません。例えば通勤電車の中とかです。
新しく英語学習の時間を生み出すよりも1日の中で必ずやることに相乗りするのが疲れないコツです。
今回は以上です。