【有料級】IELTS元試験官から習ったスピーキング5つのコツ

man teaching tips for ielts
IELTSの試験本番で上手く話せなくてスコアが低かったから、コツがあれば知りたい。

このような悩みに答えます。

 本記事の内容

  • IELTS元試験官から習ったスピーキング5つのコツ
  • IELTSスピーキング6.5を取るための各パートのコツ
  • コツを覚えたらオンライン英会話で実践するだけです

 記事の信頼性
credibility of post

この記事を書いている僕は、6年前に、アメリカの大学院への出願のためにIELTSを勉強していました。
初受験のスピーキングスコアが『3.5』で、そこから8ヶ月で『6.5』を取りました。

IELTSの元試験官の人から教えてもらったコツを紹介しますので、スピーキングのコツが知りたい人はをぜひ記事をご覧ください。

IELTS元試験官から習ったスピーキング5つのコツ

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IELTSの元試験官と何度もレッスンしたことのある人ってあまりいないので、控えめに言って有料級です。

他のブログだと、IELTSスコア8.0の人とかがコツを解説してますけど、個人の意見なのでぶっちゃけあんま意味ないです。

僕の場合は、実際にIELTSの元試験官の人から教えてもらったので、スコアに直結するコツです。

  1. 「R」と「L」はゆっくり・はっきり発音する
  2. 流暢さが大事
  3. 喋りすぎない
  4. 話す内容はウソでも問題ない
  5. 質問とズレたことを喋っても大丈夫

 前提知識:4つの評価基準

簡単に説明すると、IELTSスピーキングは4つの評価基準だけでスコアを出します。

  • 流暢さと一貫性
  • 語彙力
  • 文法
  • 発音

つまり、話の内容のレベルや質問にちゃんと答えてるかどうかはスコアに関係ないということです。

それでは5つのコツを解説していきます。

①:「R」と「L」はゆっくり・はっきり発音する

日本人が「R」と「L」の発音が苦手ということは、日本にいるIELTS試験官の中では知れ渡ってると言っていました。

なので、評価基準の『発音』では「R」と「L」が大きく影響するそうです。

ちなみに、スピーキングテストでは、1人の試験官が現場でテストをして、もう1人の試験官がビデオで見るそうです。

ビデオだと、しっかり発音できてないと曖昧に聞こえて減点対象になるので、ゆっくりはっきり発音するのが大事です。

②:流暢さが大事

僕もそうでしたが、IELTSを始めた頃はボキャブラリーがないから、ところどころ止まってしまうんですよね。

「えーっと・・・環境問題は・・・すぐに・・・我々の生活に・・・」みたいに途切れ途切れで喋ると『流暢さ』で減点対象になります。

単語とか文法は間違っていても良いので、止まらずにとにかく喋り続ける方がスコアは良いそうです。

例えば、「I use a lot of social media」だったら「I social media a lot of use」でもいいので、止まらないことが大事です。

 流暢さは速く喋ることではないです

止まらずに喋ろうとすると無意識のうちに早口になってしまいます。

英語初心者が早口で喋ると、試験官が聞き取れないので『発音』で減点対象になります。

あくまでも止まらずに喋り続けるだけなので、ゆっくり発音してください。

③:喋りすぎない

他のブログだと、試験官から止められるまで喋るとか書いてありますが、あれはウソです。

スコアの低い人が喋りすぎると『語彙』『文法』のミスを量産するだけなので良くないです。

パート1と2は『2文』で喋り、パート3は『3文』で喋り切るのがちょうど良いです。

④:話す内容はウソでも問題ない

IELTSスピーキングの評価基準に『話の内容』は入ってないので、作り話で大丈夫です。

好きな美術館は何ですか?」って聞かれても、美術に興味がない人なら「やべっ、何も浮かばねえ!?」ってなってしまいますよね。

なので、「新宿にアニメ美術館があって、日本で有名なワンピースの巨大フィギュアが見られるよ!」って空想を話しても問題ないです。

試験本番では「何だそれ?」ってことがよく質問されます。そんな時はウソップになったつもりで盛大にホラを吹きます。

⑤:質問とズレたことを喋っても大丈夫

環境問題について政府は何に取り組むのが良いと思いますか?」って聞かれたけど、何も頭に浮かばなかったとします。

ですが、少子化対策についてはアイデアがある場合は、

環境問題はすぐに我々の生活に影響を及ぼすわけではないので、政府は直近の課題である少子化対策に力を入れるべきです。例えば、子供手当が・・・

みたいに話題をそらしてOKです。

 質問にちゃんと答えないと、評価基準の一貫性で減点なのでは?

評価基準の『一貫性』は話してる内容の一貫性であって、質問に対してちゃんと答えてるかどうかの一貫性ではないです。

なので、苦手なトピックが来たら、答えを用意してあるトピックに誘導すると喋りやすいです。

IELTSスピーキング6.5を取るための各パートのコツ

man checking each part for ielts

それでは次に、各パートのコツを紹介していきます。

僕が6.5を取ったときにやったことを解説するので、超実践的です。

パート1のコツ

『2文』で喋りきると話しやすく、ボロが出ないです。

What do you like to do with your free time?

I like spending my time on internet. I use a lot of social media and I play games from time to time.

Why do you think free time is important?

I think leisure time is very important because free time allows people recharge after work or study. Everyone needs their own time to do what they want.

2文って喋ってる方にとってはすごく短いんですけど、試験官にとってはちょうど良い長さらしいです。

パート2のコツ

2分間喋り続けて4〜5つの指示に答える」と思うから難しいのであって、指示ごとに分解して考えれば簡単です。

指示が4つの場合は1つの指示につき、『30秒』で説明します。30秒ってけっこう短いですよ。

例えば、以下の問題で考えてみます。

Describe a book you have recently read.

You should say:

・what kind of book it is
・what it is about
・what sort of people would enjoy it
・and explain why you liked it

僕なら「ワンピース」を本にして空想を語ります。

・ビジネスにおける組織論や人間関係について学べる本です。日本では職場での人間関係がスキルよりも大事でして・・・

・海賊を舞台にした本であり、主人公が異なる人種や背景を持った人を仲間にしていくストーリーです。通常の海賊とは違い、主人公の海賊団は民間人には手を出さない・・・

・部下を持ったポジションの人が楽しめると思います。なぜなら、この本にはマネジメントの本質が・・・

・私も社内のマネジメントに悩んでいたところ、この本にたどり着きました。海賊というストーリーが面白く、普段の仕事に活用できる部分が・・・

それぞれの指示につき30秒で喋るので、4文ずつでちょうど良いです。
※僕がゆっくり喋って時間を計ってみたら、4文で25秒でした。

『7秒で1文』喋ればいいので、慌てずにゆっくり喋ればいいです。

 指示ごとに練習して、できたら2分間の通しでやる

スマホで時間を計って、指示ごとに30秒で喋ります。
※5つの指示なら24秒です。

これを繰り返して、1つの指示が30秒で喋れるようになったら、全ての指示を含めて2分間の通しで練習します。

いきなり通しでやるときついですが、1つずつの指示なら簡単です。

 1分間の考える時間でメモをしない

これは僕のやり方ですが、4つの指示に対して何を話すのかは頭の中で考えます。

メモするのって意外に時間を使います。しかも、人間って、書くのと考えることを同時にやるのは苦手なので良くないです。

それぞれの指示につき4文しか喋らないので、メモしなくても忘れないです。

パート3のコツ

PREP法を使って『3文』で喋ります。

PREP法とは「結論→理由→具体例→結論」の順番で話すことですが、ここでは最後の結論を抜いて「結論→理由→具体例」で話します。

質問:「環境問題について政府は何に取り組むのが良いと思いますか?」

結論:「二酸化炭素削減のため、電気自動車を普及させるための施策をするべきです」

理由:「日本政府の2020年の発表では、環境問題の最大の原因は二酸化炭素だと結論が出ています」

具体例:「電気自動車の利用者には自動車税を30%安くすることで国民への理解を求めます」

このように、テンプレ通りに喋ればいいです。
しかも、内容はでっち上げなので簡単に作れます。

一番のコツは解答を丸暗記して喋ること

正直、パート1・2・3の全部に20トピックずつサンプルアンサーを作って丸暗記するのが一番のコツです。

スコアが4.0〜5.0の人がその場で考えて喋ると確実にミスが出るので、解答のパターンを大量にストックしておいて、それを組み合わせて喋る方が良いスコアが出ます。

僕もIELTSの勉強を始めた時はスコアが『3.5』で全然喋れなかったので、スピーキング力を伸ばすことはあきらめて、丸暗記作戦で対策しました。

IELTSスピーキングの勉強法については【公開】IELTSスピーキング6.5を取った勉強法3ステップの記事で解説しています。

コツを覚えたらオンライン英会話で実践するだけです

rarejob

まずは一人で喋ってみて、どんなトピックにも対応できるようにするのが良いんですが、独り言だと緊張感が出ないんですよね。

トピックも、自分が対策したやつで練習するわけなんですけど、本番では初めて聞くトピックが出てくる方が多いです。

なので、IELTSの元試験官がいるオンライン英会話で本番対策をするべきです。

レアジョブがおすすめな理由

単純に、僕がスコアが『3.5』のときに始めたのがレアジョブだったからです。

今回説明したコツを覚えて、レアジョブで実践練習したら、1ヶ月で『6.0』が取れました。

レアジョブの講師にはIELTSの元試験官の人がいて、本番と同じ形式で模擬試験をしてくれました。しかも、スコアも採点してくれました。

レアジョブを使ったIELTS対策のレビューについては【3.5→6.5】レアジョブでIELTS対策をやった感想→おすすめの記事で詳しく解説しています。

今回は以上です。

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