【2021年版】APAスタイルで英語論文を書くための公式フォーマット

APAスタイルでは参考文献の書き方や引用の仕方だけではなく、フォントや段落、インデントなどのレイアウトも指定されている。今回は公式フォーマットについてまとめる。参考文献の書き方や引用の仕方については下のリンクを参照ください。

【2020年版】APAスタイルでの参考文献の書き方と引用の仕方

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2023年7月25日

基本的なWordの設定

Wordの言語は「英語」を推奨する。日本語版だと英語版よりも行間が広くなったり、余白をmmに変換して計算する必要があるなどの問題があるからだ。日本語版のダブルスペースはかなり広いので教授には一発でわかる。留学しているなら問題なく英語でwordを使えると思うので変更しておくことをおすすめする。

  • 余白は「1 inch」
  • 行間は「2.0
  • フォントは「Times New Roman」

 

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余白の変更は「Layout」→「Normal」を選択する。Top(上部)、Bottom(下部)、Left(左部)、Right(右部)を1 inchの余白(Margin)に設定する。

 

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行間は2.0(ダブルスペース)に設定する。英語版はフォントサイズで行間が決まるが、日本語版では行送りで決まるため、2.0に設定しても行間がかなり広くなる。

 

表紙のフォーマット

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表紙は次の3点で構成される。

① タイトルの省略版

ヘッダーには論文名を省略したもの大文字で書く。すべて書いてしまうと1行に収まらないからだ。表紙だけは「Running Head:」を書き、2ページ目以降はタイトルだけを表示させる。

② ページ番号

ヘッダーの右側に挿入する。APAスタイルではタイトルページが「1」になる。

③ タイトル/名前/大学名

4行目辺りから書き始め、タイトル→名前→大学名の順番で中央揃えにする。

 

本文(2ページ目以降)

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2ページ目以降ではHeading(段落)に注意します。

 

① Level 1 Heading

Abstract、Introduction、Literature Review、Method、Results、Discussion、Conclusion、References、Appendixなどのセクションが該当します。

  • Centered: 中央揃え
  • Boldface: 太文字
  • Uppercase and Lowercase: 2単語以上で構成される場合、2つ目以降の単語の最初の文字は大文字、それ以外は小文字で書く※基本的にLevel 1 HeadingではLiterature Review以外はすべて1単語で構成されることが多いです

 

② Level 2 Heading

  • Left-aligned: 左側揃え
  • Boldface: 太文字
  • Uppercase and Lowercase: 2単語以上で構成される場合、2つ目以降の単語の最初の文字は大文字、それ以外は小文字で書く

 

Quantitative Measuresの「Measuresの"M"」が大文字、それ以外は小文字になっていますね。

 

③ Level 3 Heading

  • Indented: インデント(「Tab」ボタンを1回押します)
  • Boldface: 太文字
  • Uppercase and Lowercase: 2単語以上で構成される場合、2つ目以降の単語はすべて小文字で書き、最後にピリオドを入れる

 

Winning record. の「record.」はすべて小文字、そしてピリオドで終わっていますね。

 

④ Level 4 Heading

  • Indented: インデント(「Tab」ボタンを1回押します)
  • Boldface: 太文字
  • Italicized: イタリック(「control」+「i」)
  • Uppercase and Lowercase: 2単語以上で構成される場合、2つ目以降の単語はすべて小文字で書き、最後にピリオドを入れる

 

画像には記載されていませんが、Level 4も存在します。ですが、Level 4まで使用するほどセクションを細分化することはあまりないと思います。Level 3にイタリックが追加されただけです。

 

参考文献

参考文献のページではインデントを使用して見やすくします。ルーラーの使い方について説明します。

まず適当に貼り付けたリストをコピーします。

ルーラーの四角の部分をドラッグして4目盛分移動させます(目盛の最初の位置から1までの中間)。

次に上の三角の部分をドラッグして最初の位置に戻して完了です(4目盛分戻す)。

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