このような悩みに答えます。
本記事の内容
- 英語リスニングでディクテーションが不要な理由
- ディクテーション以外の英語リスニング勉強法【実体験からの発見】
記事の信頼性
この記事はリスニングで単語が聞き取れない人向けです。
リスニングでディクテーションが不要な理由
単語の聞き取りに集中すると意味が理解できない
僕もディクテーションは結構やったんですが、単語を全部聞き取ろうとすると文章の意味まで意識が回らないんですよね。
人間の脳は2つのことを同時にやるのは得意じゃないので、単語を聞き取とるか意味を理解するかのどちらかしかできません。
一つ一つの単語の「音」を意識して聞き取る練習をすると、音声だけをキャッチするクセがついてしまって意味が理解できません。
日本語でも文章を書き取るのは難しい
概ねコーヒーは健康に良いと考えられますが、妊娠中の女性は1日1から2杯程度にしておいたほうが安全と考えられます。
この文章を一発でディクテーションできますか?
「コーヒーは健康に良いけど、、、えーっと、妊娠してる人は1日1〜2杯くらいが良いんでしょ?」て僕ならなりそうです。
「概ね」「考えられますが」「女性」「程度」「しておいたほうが」「安全」「考えられます」などの単語は抜けてしまいます。
ディクテーションは書くまでに聞き取った単語を覚えてないといけませんが、これはリスニングに必要の無い能力です。
疲れるし面倒だから継続できない
いちいち単語全部を聞き取るのはすごく疲れます。下手したら、一つの文章だけで10分くらいかかるので効率が悪いです。
しかも紙とペンと机がないとできないから場所や時間帯が限られます。
リスニングは毎日継続する必要がありますが、ディクテーションだと簡単にできないし疲れるのですぐに飽きます。
ディクテーション以外のリスニング勉強法【実体験からの発見】
僕が実際に試して効果があったリスニング勉強法は以下の3つです。
- 単語を音声で覚える
- スピードがゆっくりな教材から始める
- リエゾンを覚える
①:単語を音声で覚える
まず、英語が聞き取れないのは単語を【音声】で覚えてないからなんですよね。
1ヶ月とかでは全然ダメで最低でも3ヶ月くらい毎日継続してやっと聞き取れるようになります。
このとき大事なのは、単語をイメージで理解することです。これをやらないと、単語を聴いてから頭の中で日本語に変換するので意味が理解できなくなります。
単語を音声で覚える方法は【簡単で疲れない】英単語を覚える7つのコツ【誰でも定着率90%】の記事で解説しています。
②:スピードがゆっくりな教材から始める
日本人って英語を聞く機会が圧倒的に少ないからリスニング力はゼロに近いんですよね。なので、TOEICから始めると全然わからなくて挫折してしまうわけです。
まずはゆっくりなスピードのものから始めて、英語のまま前から理解していく練習をするべきです。
野球も100キロのボールが打てなければ140キロのボールは当然打てないのと同じで、確実に打てるようになったらスピードを上げていけば良いです。
僕が昔使ってた「ESLPod」というポッドキャストがおすすめです。ゆっくりなスピードで単語も簡単なので聞き取りやすいです。しかも無料です。
>> ESLPod - English as a Second Language Podcast
③:リエゾンを覚える
英語が聞き取れない理由の一つに単語同士の音がつながる「リエゾン」があります。日本人が苦手とするところです。
① bank account→ban kaccount
バンク アカウント→バン カカウント
② with an umbrella→witha numbrella
ウィズ アン アンブレラ→ウィザ ナンブレラ
③ put it out→puti tout
プット イット アウト→プティ ラウト
単語の最後の音と次の単語の最初の音がくっつくことが多いですが、正直慣れるしか方法はないです。慣れればわかるようになります。
おまけ:シャドーイングも不要
シャドーイングもディクテーションと同じで音の聞き取りに集中してしまうので文章の意味が理解できません。
国語の時間に一文ずつ音読をしていく授業があったんですが、自分が音読した文章って読んだ後に内容が全然頭に入ってなかったんですよね。
つまり、音読と同時に内容を理解することはできないんです。
繰り返しですが、音声だけを聞き取るトレーニングは不要です。むしろ音声を聞き取るだけに集中する変なクセがつくので文章の意味が理解できなくなります。
音声を聞いた瞬間に意味を理解するトレーニングが必要です。
今回は以上です。