日本で何度もプロ野球の試合を見に行った僕だったが、ヤンキースタジアムのサービスはまさに圧巻だった。日本から試合を見に来る人にはぜひ知ってもらいたい。今回の記事ではチケットの買い方とスタジアムで楽しみ方についてまとめる。
チケット購入方法
英語がわからなくても画面通りに進めば大丈夫です。
Googleで「yankees tickets」と検索すると4番目くらいに「Tickets- NY Yankees- MLB.com」というページが表示されます。直近の試合日程が表示されますので、購入したい日程の「Buy」をクリックします。もっと先の日程で購入したい場合は「View More」をクリックします。
次にチケットの種類を選択します。通常のチケットであれば「General Seating」の「Tボタン」をクリックします。
次にチケットの枚数と値段を決定します。値段の幅を設定するとその値段に合ったシートを選ぶことができますが、次の画面でマップを見ながら選べるのでデフォルト(最安値−最高値)のままで問題ないです。そして「See tickets」をクリックします。
次にシートセクションを決定します。セクションの見方は2通りあり、1つは画像のように右側に表示されるリストから選択します。この見方だとどこのセクションなのかわかりずらいので、次の2つ目の選択方法がおすすめです。
2つ目の方法はセクションにカーソルを合わせます。カーソルをセクションに合わせるだけで、「値段」「残り枚数」「写真」が表示されます。青いシートが選択でき、グレーになっているセクションは「Legend Seating」か、すでに完売になっているので選ぶことはできません。好みのセクションがあればそこのシートをクリックします。
次にシートを決定します。先ほど選択したセクションが真ん中に表示され、青の点が購入できるシートになります。真ん中上の「+」「−」のカーソルでズームアップ・ダウンができます。
ここでもカーソルをシートに合わせると「セクション番号」「列番号」「シート番号」「値段」が表示されます。良ければシートをクリックします。
次にクレジットカードの種類についてです。ヤンキース・スタジアムではMastercardを利用すればチケットが5ドル安くなります。Mastercard以外の人は上の「ADD」、Mastercardの人は下の「ADD」をクリックします。
次に右側に選択したチケットの「セクション番号」「列番号」「シート番号」「チケットの値段」が表示されますので、問題なければ下の「GET TICKETS」をクリックします。
次の画面に進むまでに少し待ちます。
次にパーキング(駐車場)の選択です。Passの枚数が「0」になっていることを確認してから「NEXT」をクリックします。また、この画面から1ページごとに制限時間が設けられ、右上に表示されます。5分のページもあれば10分のページもあり、確認しながら行うにはかなりギリギリの時間なので注意してください。
次にチケットの入手・郵送方法を選択します。デフォルトは「USA」となっていますので、まず「Other Country」をクリックします。
アメリカ以外の場合は「eTickets」か「Will Call」の2通りから選択します。eTicketsを選択した場合、試合当日にゲートで「Ticketmaster」という提携サイトにアクセスしてチケットを表示する必要がありますので、携帯電話のデータ通信が必要になります。Ticketmasterのチケットページはネットワーク接続が必要ですので、iPhoneのリーディングリストに追加してもオフラインでは見ることができません。ヤンキース・スタジアムではWi-Fiは使えませんので、現地でSIMを購入する必要があります。
Will Callを選択した場合は試合当日の2時間前からGate 4にあるチケットオフィスに行って受け取りをします。eTicketsとWill Callのどちらを選択しても追加料金は発生しません。
どちらかを選択したら「NEXT」をクリックします。
次にTicketmasterのアカウントへサインインをします。初めての人はアカウントを作成する必要がありますので、右側の「Create Account」をクリックします。
「*」が付いている箇所は必須になります。このページではすべての項目が必須になります。
- First Name:名前
- Last Name:苗字
- Email Address:メールアドレス
- Password:パスワード
- Confirm Password:パスワード確認用
- Country of Residence:居住国
- Zip Code:郵便番号
yankees.comとMLB.comから色々な情報をもらいたい人は「I would like to receive commercial e-mails from yankees.com and MLB.com」にチェックをします。個人的にチェックすることはおすすめしません。毎日たくさんの不要なメールが来ますし、設定で解除してもしばらくはメールを受信し続けることになります。
入力が終わったら「CONTINUE」をクリックします。
次が最後の画面です。2つの画像は同一ページのものでクレジットカード情報を入力します。
まずは「Add New Card」の欄です。
- Card Type:VisaやMastercardなどのタイプ
- Card Number:クレジットカード番号
- Exp Month:有効期限の「月」
- Exp Year:有効期限の「年」
- Security Code:クレジットカード裏面の3ケタの番号
次にBilling Address(請求先住所)を入力します。このBilling Addressには請求書等が届くことはありません。
- Country:国
- First name:名前
- Last Name:苗字
- Address:住所
- City:市・区名
- Postal Code:郵便番号
- Phone:電話番号
「Address」には次のように住所を逆順に書きます。(例)新宿区神楽坂1-2-3の場合→1-2-3 Kagurazaka, Shinjuku
「Address Line 2」にはマンションやアパートなどの建物の名前を書き、「Unit #」には部屋番号を書きます。
そしてまたyankees.comとMLB.comからのメールを受信について聞かれますが、ここも無視して大丈夫です。最後に下か右の「PLACE ORDER」をクリックすれば完了です。入力した情報の確認画面がない上に制限時間もあるので要注意です。
すると画面が変わり、予約内容が確認できます。試合当日の48時間前になるとQRコード付きの画面が見れますので、当日はケータイでアクセスしてゲートのスタッフに専用の機械で読み取ってもらいます。
Will Callの場合
試合当日にGate 4に隣接している窓口でチケットを受け取る。メトロの駅を降りたところがGate 6であり、大通りに沿ってまっすぐ歩けば着く。Gate 6へ入る行列ができているので反対に歩く形となる。
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スタジアムへのアクセス
ヤンキースタジアムまではタクシーで行くことをおすすめする。マンハッタンからであれば3000円くらいで済むし、20分くらいで着ける。実際のメトロは行き先の表示板やプラットフォームがわかりにくく、余計なストレスになる。
ニューヨークのメトロでの旅を楽しみたい人は「4」「B」「D」ラインであれば乗り換えなしでスタジアムまで着ける。
4番線の路線図
4番線はLexington Avenue Expressとも呼ばれる。5番線と6番線も同じプラットフォームを使用するので注意。
B/Dラインの路線図
BとDラインは両方とも6 Avenue Expressのラインであり、Bが各駅停車でDが急行である。どちらに乗ってもスタジアムで停車する。
Bラインの路線図
Dラインの路線図
知っておくとお得な情報
チケットを最安で購入する
ヤンキースのチケットは高額であり、値段は6,000円〜40,000円くらいします。しかし、中には驚くほどの格安席もありますので、最安でチケットを購入したい人にはおすすめです。
たった15ドルの格安チケットが4階席にある
4階席の中でも、外野の最後方(スタンド方面)の席は15ドルです。外野席の中心あたりは19ドルで、内野席は25ドルです。バックネット裏の3階席は132ドルですが、4階席の同じ席は25ドルです。3階席と4階席の選手の見え方はほとんど同じですので、格安でチケットを購入したい人にはおすすめです。
Mastercardの利用者は5ドルで購入できる席がある
Mastercardを利用すれば、指定された試合に限り「Terrace Level(外野3階席)」「Grandstand Level(4階席全部)」「Bleachers(スタンド2階席)」のチケットが5ドルで購入できます。 試合日程と相手チームは選べませんが、球場の雰囲気を感じるにはコスパ最高です。
グッズ購入はGate 4と6のチームストアがおすすめ
グッズの売店は球場内に8つありますが、Gate 4と6の付近にあるチームストアがおすすめです。ユニフォームやTシャツ、キャップ、キーホルダーなどのグッズがたくさん販売されています。
チームストアの場所
赤線で囲ってあるカゴのアイコンがグッズの売店になります。Gate 4と6の近くにあるのがチームストアであり、残りの6つはコンコース上にある小さな売店です。
参考までにNew Eraの「59 FIFTY」のキャップは約4,000円、田中将大投手のユニフォームは約14,000円でした。
1塁側の1・2階席後方は紫外線対策にベスト
ニューヨークは冬でも紫外線がかなり強いです。日中の試合は13時に始まるので、紫外線対策は必要です。スタジアムの関係上、1塁側の1・2階席の後方は、2・3階席が屋根になっているので日陰になります。しかし、風が吹くと8月でも肌寒くなりますので、羽織るものはあったほうが良いと思います。
「Legends Suite」はまさに高級ホテル
「Legends Suite」と呼ばれるチケットは、一番安いもので400ドル、バックネット裏では700〜800ドル(約10万円)します。入り口にはスーツを着た係員もいてここだけ別世界のようでした。
高級レストランで食事ができる
球場ではハンバーガーやホットドッグなどの軽食で済ませるのが一般的だと思いますが、高級レストランで食事ができ、そしてすぐに自分の席に移動して試合が見れるのはすばらしいです。
映画館のゆったりシートでくつろげる
背もたれとおしりのクッションは長時間の試合観戦にベストです。球場の席は小さく狭いですが、まるで映画館のようにくつろいで試合を見ることができます。肘かけも木製なので高級感があります。Legends Suiteの席は1階席の最前なので臨場感も味わえます。
Deltaのラウンジでバーが楽しめる
Deltaの会員でなくともチケットを購入すれば「Delta SKY360 Suite」というラウンジ席で試合を見ることができます。ラウンジ内にはバーがありますので、試合開始前やイニングの交代のタイミングでお酒を楽しむことができます。チケットの値段は375ドル(約40,000円)しますのでかなり高額です。
ラウンジはテラスになっていて、バックネット裏の3階席に位置しています。屋根もあるので、日差しも防げます。
バックネット意外にネットはないので打球には要注意
ヤンキース・スタジアムにはバックネット裏以外にネットがありません。ライナー性の打球がかなり速いスピードで飛んできますので、打球には要注意です。アメリカでは野球観戦にグローブを持ってくる人も多いです。9月20日の試合で3塁席付近の少女に170キロの打球が直撃した事故もありましたので、ピッチャーが投げる瞬間だけは必ず目を話さないようにしたほうが良いです。
バッグは小さなものしか持ち込めない
テロ対策の関係上、小さなハンドバッグやショルダーバッグ、ウエストポーチくらいしか球場内に持ち込むことができません。また、球場外で購入した食べ物やドリンクも持ち込めません。スタジアムの近くに荷物を預けられる場所はないので、ホテルや空港を利用するくらいしか方法はありません。
スマホがチケットになる
オンラインでチケット予約が完了すると、ブラウザの画面がチケットになります。観光客などの現地でWi-Fiしか利用できない人はチケットオフィスに行ってチケットを受け取る必要がありますが、多くの人が並んでいるのでかなり待つことになります。iPhoneの場合、リーディングリストに入れることでオフラインでも見れる機能がありますが、ヤンキースのチケットの場合はネットワークへの接続が必要ですので、この機能を使うことはできません。
ゲートは好きなところから入れる
日本のプロ野球の場合にはチケットにゲート番号が書かれていますが、ヤンキース・スタジアムのチケットには書かれていません。4つあるゲートのどれからでも入場できます。
試合前の国会斉唱時には起立・脱帽
試合前の国歌斉唱時には起立・脱帽します。アメリカでは国内スポーツでも試合前に国歌斉唱するのは一般的であり、高校スポーツでも行われます。日本では国際試合でもない限り国歌斉唱することはないですよね。
グローバルWi-Fiを日本で借りてヤンキースタジアムで接続することはできないのでしょうか。
グローバルWi-Fiなら大丈夫です。
QRコードをスクリーンショットしたものを画像保存して、当日見せれば入場できるのでしょうか?それとも現地にてその場でのサイトにアクセスが必須なのでしょうか?
スクリーンショットのQRコードは現地スタッフの読み取り機には反応しないので、サイトへのアクセスは必須です。