アメリカで「Greyhound」を使う前に知っておくべきこと 10点

僕は今までに4回「Greyhound(グレイハウンド)」というバス会社を利用しました。ニューヨーク州は基本的に田舎が多い州なので、マンハッタンのような中心街に行くのにバスは欠かせない交通手段です。

今回は実際に僕が経験したことをもとにGreyhoundに関する情報をまとめてみます。

1. オンライン予約の確認画面がない

日本の予約サイトでは、名前や住所、電話番号などの情報を入力すると確認画面が必ず出ますが、Greyhoundでは入力画面で決定のクリックをするとそのまま完了画面になりますので注意が必要です。また、入力時間も5分くらいしかありませんのでゆっくり入力しているとまた始めからやり直さないといけません。

 

2. 予約の変更とチケットの払い戻しはオンライン不可

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予約の変更は最寄りのGreyhoundのチケットオフィスでしかできません。Greyhoundのバス停は比較的多いですが、チケットオフィスはそんなに多くないです。

また、利用しなかった場合のチケットの払い戻しもチケットオフィスでしかできません。印刷したチケットと払い戻しを求める文書を郵送することでも対応できるとホームページに書いてありましたが、僕は郵送したきり返事が来ていません。

 

3. チケットは印刷して持って行く

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基本的にアメリカでは、バス系のサービスはチケットを印刷して持っていく必要があります。スマホの画面で予約完了の通知を見せても認めてもらえません。また、アメリカには日本のコンビニのように気軽に印刷できる場所は少ないです。プリンターや印刷用紙を販売しているOA機器店ではお客様用のプリンターが置いてあります。
Greyhoundのホームページにはパスポートが必要と書いてありますが、僕は提示を求められたことは今のところありません。

 

4. 問い合わせサービスは自動音声対応のみ

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日本の問い合わせサービスは、サービス内容に応じたダイヤルを押した後に担当スタッフと直接会話することが多いと思います。アメリカの場合は基本的にダイヤルを押した後は自動音声での対応になりますので、あまり期待はできません。

 

5. 天候の問題がなくても30分は遅れる

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今まで利用したうち雪の日が2回あり、1回は1時間遅延でもう1回はバスが来ませんでした。晴天の日も1回あり、そのときは30分遅延でした。ニューヨーク州でGreyhoundを利用する場合、カナダからマンハッタンまでニューヨーク州を横断します。それぞれの地域での天候の違いやバス停での乗客の乗り降り、荷物の積み下ろしで時間がかかるので、予定通りにはなかなかいきません。

当日の予定は入れることなく、2時間ほど遅れるのは覚悟したほうが良いと思います。

 

6. バス内のWi-Fiは不安定で遅い

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バス内ではWi-Fiが使えますが、通信速度はキャリアのサービスと比較するとかなり遅いです。また、通信自体が不安定なので、あまり期待はしないほうが良いです。Wi-Fiを利用する場合はGreyhoundのポータルサイトに一度アクセスする必要があり、携帯をスリープモードにするたびに再度アクセスしなければいけません。僕は5時間ほどバスに乗っていたので、最初はパソコンで動画を見ようと思っていましたが、すぐに無理なことに気づきました。

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7. バス停で止まっている時間は短い

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Greyhoundのバスは人が乗り降りするバス停とサービスエリアの2箇所に止まります。バス停では停車時間は10〜15分くらいですが、乗車する人が少ない場合は5分以内で発車してしまいます。そのため、余裕を持ってバス停に着く必要があります。サービスエリアでは20分くらい停車しますが、人数確認をすることはありません。サービスエリアは小さく、ファストフード店は10分くらいは並ぶので時間には要注意です。

日本の長距離バスであれば人数確認やチケット確認をする添乗員がいると思いますが、Greyhoundではスタッフは運転手1人だけです。

 

8.「Trailways of New York」のバスを使うことがある

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Greyhoundは提携している「Trailways of New York」のバスを使うことがあります。このバスの車体には「New York Trailways」の文字が書いてありますので、Greyhoundのバスではないと困惑する人も多いと思います。Greyhoundのバスは車体に「Greyhound」の文字と動物のマークが書いてあります。僕は1回このパターンを経験したときに、やはり戸惑って周りの人に確認しました。チケットには、サービス提供は「Greyhound」、車体は「Trailways of New York」を利用と書いてありましたが気づきませんでした。

 

9. お客様は神様ではない

日本のサービスは基本的に親切かつ丁寧ですが、アメリカでは人にもよりますが、嫌々対応してると感じることが多かったです。質問の回答についても、日本人のように相手の状況を察することはしないので、的外れな回答しか得られないことも多かったです。

また、アメリカで働いている人の多くは英語が第二言語ですので、お互いに聞き取りにくく、理解できないこともあります。この察しないことと、なまりのある英語がコミュニケーションの障害になります。

 

10. NY発のバス停はわかりにくい

タイムズスクエア付近にあるPort Authority Bus Terminal(PABT)からはたくさんのバスが発着しますが、チケットにはバス停は記載されていません。そのため、Port Authorityに着いたら入り口付近のインフォメーションで聞くか、掲示板を見る必要があります。また、黄色いベストを着ているスタッフや並んでいる乗客に聞くのも良いです。僕がPort AuthorityからCortlandに帰るときはいつも並んでいる人に聞くようにしています。

1:00am〜5:00amにPort Authorityから出発する場合、チケットを持っている人だけが入り口から直接地下のターミナルに行くことができます。トイレや売店もありまし、寝袋やブランケットを使って寝ている人もいます。ニューヨークはマックやスタバであってもトイレがないことのほうが多いのと、トイレがあったとしても夜は使えないところもありますので、バスターミナルで時間を待つのが良いと思います。

 

最後に:Greyhoundの良いところ

ニューヨーク州の場合です。

 とにかく安い

僕のいるCortlandからNYCに行く場合、Greyhoundではチケット代は3,000〜4,000円ですが、飛行機だと10,000円くらいします。また、Greyhoundのバス停は比較的多いのでタクシーで1,000円以内かつ数分で行けますが、飛行機の場合は「空港までの費用」と「空港からNYCまでの費用」が必要となりますし時間もかかります。

 マンハッタンの中心まで行ける

Port Authorityはマンハッタンでは有名なほど大きなターミナルです。ここからタイムズスクエアやエンパイアステート、ロックフェラーは歩いて行ける距離です。飛行機の場合は空港からバスやタクシーを利用するので、さらに時間と費用がかかります。

 

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