言語と文化の違いからくる、アジア人留学生が感じる疎外感

アメリカ人と友達として仲良くなるアジア人はかなり少ないと思います。

英語や文化の違いが影響しているのは確かで、欧米とアジアの見えない壁みたなものは何度か感じました。

居心地良さというものはアジア人といると感じますが、アメリカ人と一緒にいると、コミュニケーションに問題がなくても他人同士という感じは否めません。

この見えない壁については留学生同士でも話したことがあります。

日本で生まれてすぐにアメリカにきた人は現地の友達と一緒にいることが多いです。言語や文化の違いに苦しむことは少ないので、当然かもしれないですね。

今回の記事では、アジア人留学生が感じるアメリカ人との壁についてお話ししたいと思います。

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はじめに

 

アメリカにきた頃は人間はみな同じ!話せば仲良くなれる!と思っていました。

アメリカ人でも学部生はフランクで気さくに話しかけてくる人が多く、大学院生は内気であまり話さない人が多い印象です。

最初のころは僕はよくクラスメイトに話しかけてましたが、反応が薄かったんですよね。

挨拶をすれば返してくれますが、話をしようとすると、煙たがる感じです。

でも、アメリカ人同士ではすごく仲良く話すんですよね、

ここで言語と文化の2つの側面が関係しているのかなと思い始めました。

 

英語が話せないことが原因か

 

最初のころは相手が嫌そうな感じがしても気にせず話しかけてましたが、2ヶ月を過ぎたくらいからあきらかに反応が悪くなりました。

こちらから挨拶をしない限り、向こうから挨拶をすることはなくなりました。あれ、目が合ったよね?てことが何度かありました。

でも、これはルームメイトも同じでした。部屋で会ってもこちらから挨拶したり、話を振ったりしない限り、向こうから話しかけてくることはほぼなかったです。

英語がそもそも伝わってないのか?とも思いましたが、留学生同士ではコミュニケーションに問題はありませんでした。

そもそも伝わらないレベルの英語力であれば、留学生にも相手にされないんじゃないでしょうか。

ここで考えたことが、ネイティブレベルの英語力です。

ネイティブが使う英語は、文法、語彙、発音、アクセント、リズム、スピードのどれを取っても非ネイティブのとは天と地ほど差があります。

特にスピードに関して、僕の体感では、クラスメイトの話す英語のスピードは日本語の3倍速くらいです。beoにいたときに録音したアメリカ人の英語を聞き直してみたら、止まって聞こえるくらい遅かったです。

大学院生にもなると、平均年齢は30歳くらいになります。この年齢になると、固定観念は強く確立されてきますので、学生みたいに誰とでも仲良くなる柔軟性はアメリカ人にはないと思います。

見た目の姿が全然違い、ネイティブとかけ離れた英語を話すアジア人と仲良くなるには向こうがこちらに興味を持っていることが前提かもしれないと思いました。

アメリカ人の輪に飛び込むことが大切とか、英語がぎこちないけど話せてるよという人はいるかもしれませんが、それは本当に友達なんですかと思っていまいます。

自分の話したいことをすばやく的確かつ詳細に話せないで、友達も何もないんじゃないしょうか。

 

文化の違いが原因かもしれない

 

アジアは「個」よりも「集団」を意識する文化が根付いていると思います。

例えば、10人程度のクラスの場合、一体感というものを意識するのではないでしょうか。

2、3人で内輪ネタを話すよりも共通の話題をみんなで楽しむというように。

もし、会話に入れていない人がいれば、誰かしらが話を振ってくれるのが割と普通なんじゃないでしょうか。

僕自身、誰か一人でも会話に入れていないと、その子が気になってしょうがないので、話を振って会話に入れてあげるようにしています。

しかし、アメリカの場合、共通の話題を話すところまでは同じですが、みんなで楽しむという感じではありませんでした。

というのも、自分が話すことで満足している印象が強かったです。数人が話していて、残りの人はただ話を聞いているだけでした。誰か喋っていない人がいても話は進んでいきます。

このことから、アメリカは「集団」よりも「個」を意識する文化なんだと感じました。

この文化的な側面が、留学生を気にかけないことにつながるんじゃないかなと思っています。

僕の大学は留学生の割合が極端に少ないので、留学生同士でもアメリカ人との会話に入れない、そもそもアメリカ人は他の人のことを気にかけていないということは話したことがあります。

アメリカ人の中に飛び込むのは大切なことですが、それだけでは片付けられないこともある気がします。

ちなみに、学生だけでなく教授も同じです。

授業中に1回も発言できなかったことがありましたが、教授は僕のことをまったく気にかけていませんでした。

雑談や休みの話を他のアメリカ人学生には振っていましたが、僕に振ることは一度もありませんでした。

授業が終わったあとも、教授はすぐに帰ろうとしたので、英語が不十分な留学生が自分の授業をちゃんと理解できているのか、わからないことや不安なことはないのかなどを考えていないんだと思い知りました。

学生と同じで、教授もアメリカ人は相手のことを考えるという、そもそもの概念がない気がしました。

また、僕のプログラムにはイギリス人の教授もいます。

アメリカ人と違い、かなり日本人に近いものを感じました。

授業中にはしつこいくらいに、ここ難しいけど理解できたか?とみんなの前にも関わらずに聞いてくれます。

休み時間や授業が終わったあとも、教授のほうからこちらに来てくれます。休みの話や英語のこと、授業や課題のことなどざっくばらんかつ熱心に聞いてくれます。

さらにメールについては5分以内に送信してくれます。教授の返信にこちらが再度返してもすぐに返事をくれます。一方でアメリカ人の教授は基本的にメールは返してくれません。オフィスアワーのアポのメールを送り、返信がなかったのに、アポ自体は取れているということがありました。

個人的に思うのが、欧米というより、アメリカという国が独自の文化を築いてきたのではないかということです。

アルバイトやバスの運転手は挨拶もしない、図書館で騒ぎ、食べ物を路上に捨てる学生、授業の理解度やメールを気にしない教授。

また、日本だけが相手を思いやる文化を持っていると思っていましたが、アジアの留学生と話していると相手のことを考えることについてはだいたい同じだなと思いました。

自己主張を重んじるアメリカの文化を日本は見習うべきということは聞いたことがありますが、今では日本が築いた文化のほうが全然レベルが高く、難しいと思っています。

 

終わりに

 

僕が留学している街のほぼ99%が、アメリカ生まれの純粋アメリカ人です。

アメリカから出たこともなければ、外国人を見ることが初めてという人もいました。

なので、僕がいる街はニューヨークといえども、他の文化と隔絶された地域と言えるかもしれません。

最後に、まとめて終わりたいと思います。

  • アメリカ人学生とアジア人留学生には言語と文化の2つの壁がある
  • アメリカ人と仲良くなるにはネイティブと語れるレベルの英語力が必要
  • 相手がこちらに興味を持っていることが前提
  • 個を重んじるアメリカの文化はアジア人留学生を気にかけることが少ない
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