アメリカ留学生必見!World Education Services (WES) の使い方

アメリカの大学や大学院に出願する場合、日本の大学の成績証明書や卒業証明書を送付する必要があります。

このとき、大学によっては専門の機関や団体を経由して送ってくださいという指定があります。

なぜかというと、国によって成績の評価方法(1~5、A~F)がバラバラなので、統一する必要があるからです。また、日本では大学の認可は国公立や私立に関わらず国(文部科学省)が行いますが、海外では民間企業が行う国もあります。そのため大学自体がきちんとしているかどうかを評価する必要があります。

有名な機関としては、World Education Services(WES)Educational Credentials Evaluators(ECE)があります。

この記事では僕が利用したWESについて、手続方法などを紹介します。

スポンサーリンク

1. 知っておくべき4つの手続き

 

大きくわけると、WESの手続きは次の4つになります。

  1. WESのサイトで申込手続き
  2. Academic Records Request Form (ARRF)の記入
  3. 出身大学で英文の成績証明書と卒業証明書を発行
  4. 成績証明書、卒業証明書、ARRFの3点をWESに郵送

 

WESの公式動画やグローバルスタディー海外留学センターのサイトでも手続方法は説明されてますので、一応リンクを貼っておきます。

WESの公式動画

 

グローバルスタディー海外留学センター

「信用評価機関とWESについて」

 

① WESのサイトで申込手続き

 

アカウント発行

WESのサイトにアクセスします。

World Education Services

 

wes_01

右側の「Apply for a WES Credential Evaluation」をクリックします。

 

wes_02

「Step 1」は手続きのやり方が書いてあるだけなので特に見る必要はありません。

「Step 2」の「Apply Now」をクリックします。

 

wes_03

まずはアカウント発行です。

アスタリスク(*)が付いているところだけを入力します。名前、生年月日、Eメール、パスワード、秘密の質問と答えです。

アカウントが発行されると、自動的にWESレポートの申込手続きの画面になります。

 

(1)Personal Info

wes_04

ここから申込手続きが始まります。全部で6つのセクションとなっています。

一番最初が「Personal Info」です。ここではまた、名前、性別、生年月日、WESのレポートを送る自分の家の住所を入力します。

画面が切れていますが、下の「Login Information」ではEメールなどを入力します。

 

(2)Your Education

wes-05

2つ目が「Your Education」です。

ここでは出身大学の情報を入力します。すでに大学院まで卒業されている方は学部と大学院の2つの情報を入力する必要があります。

入力については、アルファベットを入力すると、自動的に変換候補が出てくるタイプになっています。

  • Name of Diploma/Certificate:学位名 ※学部名ではありません
  • Name of Institution:大学名
  • Institution Type:Higher Education(高校、大学)かSecondary Education(中学)のどちらかを選択
  • Years Attended:大学への在籍期間
  • Year Awarded:卒業年

 

画面には入っていないですが、3つ以上の大学を卒業されている場合でも学歴を追加できるボタンがあります。

(3)Your Evaluation

3つ目は「Your Evaluation」で、ここではサービス内容やWESのレポートを送る大学を決定します。

wes_06

この画面ではWESの利用目的について選択します。ここでは「to continue my education」を選択します。他のは職業や移民関連のものになっています。

選択肢をクリックすると次の画面が出てきます。

wes_07

この画面では利用するWESのサービス内容について選択します。

赤枠で囲ってある「WES ICAP」の「Course-by-Course」が絶対におすすめです。

まず、WES ICAPとBasicの違いについて。ICAPでは①評価したレポートをWESが出願先の大学に送付②評価した記録を保存します。

つまり、Basicを選んだ場合、WESから送られてきたレポートを自分で出願先の大学へ送らなければいけないのと、追加発行が必要になったときに一から入力しないといけません。

サービスを選択したら、「Add Recipient」をクリックして、出願先の大学を決定していきます。

wes_08

この画面ではまず、送付先の大学、機関、団体の種類を選択します。

「Educational Institution」を選択します。

 

wes_09

次の画面では出願予定の大学の名前を入力します。今回は「Harvard」を例にしてみます。

 

wes_10

ここではHarvardの中でも種類があり、ビスネススクールかカレッジかを選択します。「Harvard University」を選択します。

 

wes_11

次に自分が出願する予定のプログラム(学部、専攻)を選択します。

wes_12

プログラムを選択すると、学部の名前や住所などの情報が自動的に入力されます。

複数の大学にレポートを送る場合は左下の「Add Another Recipient」を、削除したい場合は右下の「Delete recipient」をクリックします。

 

(4)Services & Fees

wes_13

続いて4つ目のセクションです。

ここではレポートの送付方法について選択をします。

画面のとおり、上が自分、下が出願先の大学への送付方法です。

僕は「Track your order」を絶対におすすめします。

日本と違って、海外では郵便物がちゃんと届くかどうかの保証はありません。また、アメリカは広いので、通常郵便だと1〜2週間くらいかかったりします。なので、自分のレポートが今どこにあるのかどうかは絶対に把握するべきです。

「3-5 days($15)」が金額的にもおすすめです。

 

(5)Payment Info

wes_14

次が5つ目のセクションです。

ここでは支払額の確認と支払い方法の選択をします。クレジットカードの場合は番号や有効期限などの情報を入力します。

(6)Review & Submit

wes_15

最後は確認のセクションです。

レポートの種類、郵送方法、金額の確認をして、大丈夫であればこのまま提出します。

 

WESのレポートを追加発行、新しい大学へ送付する場合

wes_18

WESのサイトの上部にある「My Account」からマイページにログインします。

wes_16

ログインするとこの画面になります。

このページではサイトで手続きが完了したWESレポートの状況を確認することができます。「Status」の欄に状況が表示されています。

入力手続きが完了した「Reference No.」をクリックします。

wes_17

クリックするとこの画面になります。

「Order Duplicate Report」をクリックします。

このあとの手続きはさきほどの「(4)Services & Fees」「(5)Payment Info」「(6)Review & Submit」と同じになります。

スポンサーリンク

 

② Academic Records Request Form(ARRF)の記入

 

WESのサイトで入力が完了したら、次は「Academic Records Request Form」の記入です。

この書類は成績証明書や卒業証明書を大学が発行したことを保証するものです。A面とB面に分かれていて、A面は申込者自身で記入し、B面は出身大学の学生課などで記入しもらいます。間違ってもB面を自分で書かないようにしてください。

 

WES

 

  1. WES Reference No.:Webサイトでの手続き完了時にメールで送られてくる番号
  2. Last/Family Name:名字
  3. First/Given Name:名前
  4. Previous Name:旧姓(あれば)
  5. Date of Birth:誕生日(日/月/年)
  6. E-mail:PCのメールアドレス
  7. Institution Name:大学の名前
  8. Country:国
  9. Dates Attended:在学期間(月/年、From:入学、To:卒業)※学生は卒業見込みでOK
  10. Degree Name:学位の名前(学位記に書かれてます)※高校生は書かなくて良いです
  11. Year of Award:学位取得年(基本的には卒業年)
  12. Major:専攻名※学位と専攻は同じではないです
  13. Student ID:学生証の番号
  14. Applicant’s signature:申込者のサイン
  15. Date:この用紙を書いた日付(日/月/年)
    ※if applicableはあれば書いてくださいの意味です

 

B面は所属大学の成績証明書や卒業証明書を発行している学生課などの人に書いてもらいます。役職の指定はないので、窓口の一般事務の人でもOKです。

WES2

 

  1. Institution Name:大学の名前
  2. Degree obtained:学位名(A面と同じ)
  3. Date awarded:学位取得年・月(月/年)
  4. Name of Official Completing Form:この用紙を書いてくれた人の名前
  5. Title:④の人の役職(部長:Manager、役職なし:Staff)
  6. Telephone:大学の電話番号
  7. Email:④の人か所属部署のメールアドレス
  8. Authorized signature and seal:④の人のサインと捺印(100円の印鑑でOK)
  9. Date:用紙を書いた日付
  10. あらかじめこちら側でチェック
  11. By Postal Mail:通常郵便の場合 By Express Courier:EMSなどの速達
    ※海外郵送するときは絶対にEMSをおすすめします。海外は何が起こるかわからないので、追跡できるようにしたほうが良いです。

 

僕の大学は海外の大学、大学院に正規留学する人が少ないので、学生課で説明するのが大変でした。

 

③ 出身大学で英文の成績証明書と卒業証明書を発行

 

出身大学で成績証明書と卒業証明書を「英文」で発行してもらいます。

このとき、「Academic Records Request Form」も一緒に厳封してもらいます。

ARRFがない成績証明書と卒業証明書はただの紙切れ同然ですので、注意が必要です。

 

④ 成績証明書、卒業証明書、ARRFの3点をWESに郵送

 

原則として、すべての書類は大学側からWESへ郵送してもらいます。

これはWESのサイトにも書かれています。

しかし、僕の場合、出身大学から海外の大学への郵送はできないと言われたので、自分で直接WESに送付しました。

この方法はおすすめできませんが、最後の手です。

この方法を使う場合の注意点は、送付元の名前、住所、電話番号は大学のものにしてください。こうすれば、形式的には大学から郵送したことになります。

WESに書類が到着すると、マイページの進捗状況が更新されます。7営業日くらいで審査が終わって、そこから1週間くらいでWESからの書類が届くと思います。

出願先の大学へはWESからレポートを送るので、こちらから何かをする必要はないです。

Educational Credentials Evaluators(ECE)だと、出願先の大学へ送付するサービスはないようなので、WESのほうが良さそうな感じがします。

 

2. WESについて知っておきたいこと

 

  • 問い合わせのサービスが非常に悪く、メールをしても返信が来ない
  • 大学院生の場合、Academic Records Request Formは学部と大学院で2通必要
  • Academic Records Request Formは自分で直接WESに郵送できる
  • 費用は25,000円〜40,000くらい
  • 出身大学によってはGPAが上がることがある

 

他の人のブログでも見ましたが、問い合わせのサービスは非常に悪いです。僕は1回だけメールを送りましたが、2週間ほどかかって返信が来たのと、ホームページを見ろ!とだけ書いてありました。ホームページに書いてなかったからメールを送ったのに。

費用はレポートを送付する大学の数や郵送方法によって変わってきます。僕の場合、自分への1通、出願先2校へ合計2通を速達で手続きして35,000円でした。このあと1通だけ追加発行して新しい大学に速達で郵送したのが3,000円くらいだったと思います。

最後にGPAについて。

僕はWESによってGPAが上がりました。

僕がいた大学では、成績評価は5段階(5,4,3,2,1の順に良い)で行われていました。

GPAは「成績ー1」で計算されていました。

成績5→GPA:4、成績4→GPA:3、成績3→GPA:2、成績2→GPA:1、成績1→GPA:0

しかし、成績証明書を発行する場合、5段階評価ではなく、「優」「良」「可」の3段階評価に変わっていました。

成績5・4→優、成績3→良、成績2→可、成績1→不可(記載なし)

※成績1の科目は記載なし、全体のGPAも記載なし

そしてWESでは次のようにGPAが計算されます。

優→GPA:4、良→GPA:3、可→GPA:2

つまり、日本の大学のGPAよりも海外に送るときのGPAのほうが良くなっていたのです。

成績1を取ってもWESでは計算に入らないので、1を取ったあと、再履修で5を取ったりするとお得になります。

これは僕が通っていた大学のお話なので、すべての大学に当てはまる話ではありません。

GPAが足りない人はひょっとしたらWESで上がるかもしれませんw

WESについての手続方法はほとんどのサイトで不明な点が多いので、この記事を参考にして頂ければと思います。

スポンサーリンク

4 件のコメント

  • 成績証明書、卒業証明書、ARRFの3点
    と書いてありますが、大学の編入を考えていて、卒業証明書がない場合は、成績証明書、ARRFの2点で大丈夫でしょうか?

    • 大学によって出願要件が異なるので、出願予定の大学のWebサイトの「International Transfer Applicants」などの項目を確認したほうが良いと思います。アメリカの大学への編入の場合、在籍している大学の成績証明書とARRFの他に、高校の成績証明書と卒業証明書が必要な場合もあります。

  • こんにちは。
    現在高校三年生で、アメリカに留学する予定です。
    卒業証明書を送るように求められたのですが、卒業見込証明書を送ったのでいいのでしょうか?

    あと、高校生は、secondary education を選ぶという人と higher education を選ぶという人がいるのですが、どちらが正しいのでしょうか?

    • アメリカは日本とは異なり、卒業証明書というものはないのでTranscript(成績証明書)を出願時に提出するのが一般的です。
      高校生の場合、すでに履修した科目の成績証明書(高校1年〜3年の2学期あたり)を出願時に提出し、合格してから3学期まで含めた完全版を提出します。
      卒業証明書を提出するよう求めたのはアメリカの大学ですか?また、卒業証明書はどの英単語から解釈したものですか?

      高校はsecondary educationです。参考までに、小学校がprimary education (elementary school)、中学と高校がsecondary education (middle, high school)、大学や短大、専門学校などがhigher educationです。

  • Message

    メールアドレスが公開されることはありません。