【2021年版】APAスタイルでの参考文献の書き方と引用の仕方

アメリカの大学ではAPAスタイルというルールに従って論文を書きます。このAPAスタイルで規定されていることは①引用の仕方・参考文献の書き方と②ヘッダー・段落・インデントなどのフォーマットの2点です。今回は①について、参考文献のページの書き方と文章中での引用の仕方についてまとめます。

英語論文の添削サービス「Grammarly」

国際学会で賞を獲得するためには、英語での論文執筆が不可欠です。英語で論文を書く際には、添削サービスに任せるのが効果的。

そこでオススメなのが、こちらの英語論文添削サービス「Grammarly」です。こちらコピペだけで単語や文法の修正を行なってくれるため、特別な英語力は必要ありません。

アメリカ人のライターや学生も活用しているので、優れた英語論文が完成し、学会での賞をバンバン獲得することができますよ。

詳細については以下の記事で紹介していますのでどうぞ。

【無料版あり】Grammarlyをレビューする【成績公開します】

2023年7月25日

参考文献のページの書き方とフォーマット

書籍からの引用

①Author, A. A. ②(Year of publication). ③Title of book: Subtitle. ④Publisher.

(e.g.) Brown, M. T. (2015). Financial Management in the Sport Industry. Holcomb Hathaway Publishers.

①著者名

著者名はLast name→First name→Middle nameの順番で書き、First nameとMiddle nameはイニシャルだけを書く。たまにFirst→Middle→Lastの順番で書かれている本もあるので注意。つまり、本の著者名が「John Wilkes Booth」と表記されていれば、引用時には「Booth, J. W.」と書く。Last nameのあとはカンマ( , )だが、First nameとMiddle nameのあとはピリオド( . )が入入ることにも注意。英語は略語にするときにピリオドを使用するからだ。

②発行年

本の発行年が不明であれば「n.d.」と書く。「n.d.」は「no date」の略語。( )のあとにピリオドが入る。

③本のタイトル/サブタイトル

本のタイトルとサブタイトルはイタリック(斜体)で書き、コロン( : )で区切る。サブタイトルのあとはピリオドを入れる。サブタイトルがない場合はタイトルだけを書く。

④出版社名

印刷会社などの協力会社も書かれているので注意。

 

論文誌や情報誌などの雑誌からの引用

①Author, A. A. ②(Year of publication). ③Title of article. ④Title of Journal, volume number (issue number), pages. ⑤Retrieved from URL※オランインの場合

(e.g.) Smith, B. (2003). How Different Types of Ownership Structures Could Save Major League Baseball Teams from Contraction. Journal of International Business and Law, 2 (1), 86-119.

①著者名

②発行年

③記事のタイトル

④雑誌のタイトル/巻(号)/ページ番号

論文誌のタイトルはイタリック(斜体)で書き、Volume(巻)とIssue(号)が続く。論文誌のタイトルと巻・号はカンマで区切り、ページ番号のあとにピリオドを入れる。Issueはなければ書かなくても大丈夫。巻と号というのは、例えばプリズンブレイクなどのドラマで考えるとわかりやすい。シーズン5の3話の場合はシーズン5が巻で3が号となり、5 (3)と表記する。ページ番号を書くときにはpやppは使わず、番号のみを使用する。

⑤WebサイトのURL

オンラインの論文誌などから引用する場合は最後にRetrieved from https://www.someaddress.com/full/url/のように書く。

新聞

出版されている新聞

①Author, A. A. Middle initial. ②(Year, Month Day). ③Title of article. ④Title of Newspaper, pages. 

(e.g.) Meier, B. (2013, January 1). Energy Drinks Promise Edge, but Experts Say Proof is Scant. New York Times, pp. A1, A2.

オンラインの新聞

①Author, A. A. ②(Year, Month Day). ③Title of article. ④Title of Newspaper. ⑤Retrieved from URL

(e.g.) Brown, M. (2015 December 4). MLB Sees Record Revenues for 2015. Forbes. Retrieved from https://www.forbes.com/sites/maurybrown/2015/12/04

①著者名

②発行日付

Yearのあとにカンマが入り、MonthとDayの間はスペースを入れる。

③新聞記事のタイトル

④新聞名/ページ番号

新聞名はイタリック(斜体)で書く。ページ番号について、1つのページだけから引用する場合は「p.」、複数ページから引用する場合なら「pp.」で書きます。例えば、2〜4ページ、6と8ページを引用する場合は「pp. 2-4, 6, 8.」と書く。英字新聞の場合はA1, A2~, B1, B2~, C1, C2~の表記をします。オンラインの新聞の場合はページ番号は不要。

⑤WebサイトのURL

 

情報サイトやブログなどのWebサイト

①Author, A. A. ②(Year of publication). ③Title of page [Format]. . ④Retrieved from URL

(e.g.) Eco, U. (2015). How to write a thesis [PDF file]. Retrieved from https://www.researchgate.net/

①著者名

②記事の掲載年

③ページのタイトル

タイトルのあとにページのフォーマットを書く。PDF file, Facebook page, PowerPoint slides, web logなど。

④WebサイトのURL

 

スポンサーリンク

 

著者がいない場合

 情報サイトやブログなどのWebサイト

①Title of page [Format]. ②(Date of publication). ③Retrieved a date of access from URL

(e.g.) The Match-fixing of Sumo (n.d.). Retrieved March 20, 2017 from https://business.nikkei.com/article/topics/

①Webサイトの記事のタイトル

②記事が掲載された日付

日付が書かれていない場合は「n.d.」を使用する。

③記事のURL・検索日付

情報サイトやブログなどの記事の内容が変更されたり、長期間保存されない場合は検索した日付を書く。

 

 Wikipedia

①Title of page. ②(n.d.). ③Retrieved a date of access from Wikipedia: https://www.someaddress.com/full/url/

(e.g.) Sumo. (n.d.). Retrieved April 19, 2017 from Wikipedia: https://www.someaddress.com/full/url/

①ページのタイトル

②ページが掲載された日付

Wikipediaのページは日々更新されるので、「n.d.」と書きます。

③ページのURL・検索日付

引用するWikipediaのページを検索した日付とURL(Wikipedia: https://)を書く。

Wikipediaの情報は信用性の問題があるので引用することはおすすめできません。 

 

著者が複数名いる場合

著者が複数名いる場合、順番はアルファベットではなく、本や論文誌などに記載されている順番で書く。一番先頭が筆頭著者であり、貢献した順番に続くのが一般的である。

 

 著者が2人の場合

Wegener, D. T., & Petty, R. E. (1994). Mood management across affective states: The hedonic contingency hypothesis. Journal of Personality and Social Psychology, 66, 1034-1048.

1人目と2人目の間を「, &」でつなぐ。「 , 」と「 & 」の間にはスペースがある。

 

 著者が3〜20人の場合

Kernis, M. H., Cornell, D. P., Sun, C. R., Berry, A., Harlow, T., & Bach, J. S. (1993). There's more to self-esteem than whether it is high or low: The importance of stability of self-esteem. Journal of Personality and Social Psychology, 65, 1190-1204.

筆者の名前の間は「 , 」で区切るが、最後の著者のところだけを「, &」でつなぐ。20人の場合は20人分書きます。

 

 著者が20人以上の場合

Pegion, K., Kirtman, B. P., Becker, E., Collins, D. C., LaJoie, E., Burgman, R., Bell, R., DelSole, R., Min, D., Zhu, Y., Li, W., Sinsky, E., Guan, H., Gottschalck, J., Metzger, E. J., Barton, N. P., Achuthavarier, D., Marshak, J., Koster, R., . . . Kim, H. (2019). The subseasonal experiment (SubX): A multimodel subseasonal prediction experiment. Bulletin of the American Meteorological Society, 100(10), 2043-2061. https://doi.org/10.1175/BAMS-D-18-0270.1

19人目までの筆者名は「 , 」で区切り、最後の筆者だけを「, ...」でつなぐ。「 , 」と「...」の間にはスペースがある。

 

参考文献のページの引用リストの順番

参考文献ページの引用リストの順番は著者の名前順(アルファベット)で書く。同じ名前の著者がいたりする場合もあるので、わかりにくい例もまとめておく。

 同じ筆者(同一筆者)で、異なる参考文献を引用する場合

▼ それぞれの参考文献の著者がすべて1人の場合:発行年が古い順に書く

Berndt, T. J. (1981).

Berndt, T. J. (1999).

▼ 一方の参考文献の著者が1人、他方の著者が複数名の場合:著者が1人のものから書く

Berndt, T. J. (1999). Friends' influence on students' adjustment to school. Educational Psychologist, 34, 15-28.

Berndt, T. J., & Keefe, K. (1995). Friends' influence on adolescents' adjustment to school. Child Development, 66, 1312-1329.

▼ すべての参考文献の著者が複数名の場合:2人目以降の著者の名前順(アルファベット)で書く

Wegener, D. T., Kerr, N. L., Fleming, M. A., & Petty, R. E. (2000). Flexible corrections of juror judgments: Implications for jury instructions. Psychology, Public Policy, and Law, 6, 629-654.

Wegener, D. T., Petty, R. E., & Klein, D. J. (1994). Effects of mood on high elaboration attitude change: The mediating role of likelihood judgments. European Journal of Social Psychology, 24, 25-43.

 同姓(苗字が同じ)の場合

First initial(名前)のアルファベット順で書く。First initialも同じ場合はMiddle initialで判断する。

Campbell, A., Muncer, M., & Gorman, B. (1993). Sex and social representations of aggression: A communal-agentic analysis. Aggressive Behavior, 19, 125–135. http://dx.doi.org/10.1002/1098-2337(1993)19:2<125::AID-AB2480190205>3.0.CO;2-1

Campbell, W. K., Bush, C. P., & Brunell, A. B. (2005). Understanding the social costs of narcissism: The case of the tragedy of the commons. Personality and Social Psychology Bulletin, 31, 1358–1368. http://dx.doi.org/10.1177/0146167205274855

 

スポンサーリンク

 

文章中での引用の仕方

基本ルール

① 筆者名はLast nameだけを書く

② 著者が複数名いる場合は媒体に掲載されている順番で書く

③ 筆者が3人以上の場合、1回目の引用時にはすべての著者名を書き、2回目以降は最初の著者名と「et al.」だけを書く

④ 引用パターンは筆者または文章を強調する場合の2通り

 

▼ 筆者名を主語として引用:筆者を強調する場合

Author's Last name (Year of publication)

(e.g.) Brown (2015) argued that this ownership model is commonly used for two reasons.

筆者のLast nameだけを書く。

▼ 文末で引用:事実や発見を強調する場合

(Author's Last name, Year of publication)

(e.g.) Under the league structure in MLB, revenue sharing system are used in order to help franchises in the lower revenues (Brown, 2015).

文章の最後に(  )を付けて挿入する。Last nameと発行年の間にカンマが入り、(  )の後にピリオドが入る。

 

著者が複数名いる場合

 著者が2人の場合

First Author and Second Author (Year of publication)

(e.g.) Brown and Smith (2015) showed that ...

(First Author & Second Author, Year of publication)

(e.g.) ... (Brown & Smith, 2015).

1人目と2人目の間を「&」だけでつなぐ。カンマは不要。

 

 著者が3人以上の場合

First Author et al. (Year of publication)

(e.g.) Brown et al. (2015) showed that ...

(First Author et al., Year of publication)

(e.g.) ... (Brown et al., 2015).

筆者が3人以上いる場合は1回目の引用であっても1人目の著者しか書かず、「et al.」を付けて対応する。

 

複数の文献から引用する場合

(First Author, Year of publication; Second Author, Year of publication; Third Author, Year of publication; ~ Last Author, Year of publication)

(e.g.) ... (Brown, 2015; Miller, 2014; Smith & Hill, 2013)

一つの文章(事実、発見)に対して複数の参考文献を引用する場合、参考文献のページ同様に名前順(アルファベット)で筆者名を並べる。このとき、「 ; 」で区切るので注意。

上の例では「Brown」「Miller」「Smith & Hill」の3つの文献からの引用であり、筆頭著者の名前順になっています。「Smith & Hill, 2013」のところは「Smith」が筆頭著者のため、名前順になってはいない。あくまでも名前順にするのは文献ごとである。

また、上の例は文末で引用する場合のみとなります。もし、複数の著者を主語として引用する場合は「Brown (2015) showed that〜. Smith (2013) also indicated that〜.」のように文章を分けるほうがわかりやすい。

 

簡単に参考文献の引用リストを見つける裏ワザ

毎回自分で引用リストを書くのは非常に面倒くさい。Google検索だけに限定されるが、引用したい論文のAPAスタイルを見つける方法を紹介する。

GoogleでPDFの論文を検索するとたいてい「関連記事」が存在するのでクリックする。

一番上に表示されているものが先ほどクリックした論文であり、その下にある引用マークをクリックする。

MLA、APA、ISO690に対応して書かれた引用が出てくるのでコピーして参考文献のページに貼り付けるだけで完成である。

44 件のコメント

  • いつも参考にさせてもらっています。
    英語論文の査読チェックを受けて修正方法に悩みご質問させていただきました。

    APAスタイルで、本文中に書籍の引用箇所を示す場合、sense of coherence (SOC: Antonovsky, 1987/2001, pp.19-39)などと引用頁を示しているのですが、文献リストの文献 にもページ数を示す方が良いのでしょうか?
    ※こちらは、原文英語の書籍を日本語で翻訳した書籍を引用している箇所です

    現在記載している文献リスト)
    Antonovsky, A. (1987). Kenko-no-nazo-wo-toku [Unraveling the Mystery of Health: How People Manage Stress and Stay Well] (Y. Yamazaki & K. Yoshii, Trans.). Tokyo: Yushindo Kobunsha.

    もし、文献リストに引用ページの記載が必要でしたら、ご教示ください。
    その場合は、どこの箇所にページを記載するのかもご教示ください。
    お手数ですが、よろしくお願いいたします。

  • お忙しいところ恐縮ですが質問させてください。

    webページの引用について、

    Gough, C. (2021). Esports market revenue worldwide from 2019 to 2024. Statista. https://www.statista.com/statistics/490522/global-esports-market-revenue/

    Wijman, T. (2020). Three billion players by 2023: Engagement and revenues continue to thrive across the global games market. Newzoo. Accessed June. https://newzoo.com/insights/articles/games-market-engagement-revenues-trends-2020-2023-gaming-report/

    GOOGLE SCHOLARで見るとこのように上の形で引用されているもので。この2つの記事は両方とも企業が出しているレポート記事?という位置づけでしょうか。

    本記事中だと
    Author, A. A. ②(Year of publication). ③Title of page [Format]. . ④Retrieved from URL

    になるということでしょうか?

    お手数をおかけしますが、宜しくお願い致します。

    • >GOOGLE SCHOLARで見るとこのように上の形で引用されているもので。この2つの記事は両方とも企業が出しているレポート記事?という位置づけでしょうか。

      その通りです。StatistaとNewzooという企業もしくは団体の記事です。

      >本記事中だと
      >Author, A. A. ②(Year of publication). ③Title of page [Format]. . ④Retrieved from URL
      >になるということでしょうか?

      最近、Webサイトの記述方法が下記の通りに変更されたみたいです。

      ①Author, A. A. ②(Year of publication). ③Title of page. ④Site name. ⑤URL

      なので、サイト名が必要になり、Retrieved fromが不要になりました。

  • 英語の論文作成で参考にさせていただいております。
    質問が2点ございます。

    質問1
    「文章中での引用で、3名以上の筆者の場合の書き方」
    基本ルールでは以下のようにご案内がありました。
     ③ 筆者が3人以上の場合、1回目の引用時にはすべての著者名を書き、2回目以降は最初の著者名と「et al.」だけを書く
    そして詳細拝見しますと、
     ✓著者が3人以上の場合
     筆者が3人以上いる場合は1回目の引用であっても1人目の著者しか書かず、「et al.」を付けて対応する。
    1回目の引用の際、et al. を使用して問題ないでしょうか?

    質問2
    「図表の一部データを引用して使用する場合」
    参考文献にある表の一部データを抜粋した表として使用したいと考えております。
    図表につける引用の書き方を教えてください。

    どうぞよろしくお願いいたします。

    • >1回目の引用の際、et al. を使用して問題ないでしょうか?

      問題ないです。

      >図表につける引用の書き方を教えてください。

      例えば、下記のリソースの場合、

      Smith, B. (2003). How Different Types of Ownership Structures Could Save Major League Baseball Teams from Contraction. Journal of International Business and Law, 2 (1), 86-119.

      図表につけるのは、下記の通りです。
      Note. From “How Different Types of Ownership Structures Could Save Major League Baseball Teams from Contraction,” by Smith, B., 2003, Journal of International Business and Law, 2 (1), p.102.

      このとき、「Note」と「Journal of International Business and Law」はイタリックで書きます。
      あと、ページ番号は図表が載ってるページを指定します。

  • こんにちは。
    始めて質問を送らせて頂きます。
    APAスタイルで執筆しているレポートの文章中に
    電子新聞の記事を引用する場合
    どこまでの情報を提示する必要があるのでしょうか。
    referenceページでは無いので
    本文中では媒体名・発行年だけで良いのでしょうか?
    それとも
    本文中でも記事のタイトルや発行年月日等も要求されるのでしょうか。
    宜しくお願い致します。

    • オンラインの新聞なら、本文中はその記事を書いた人の苗字と発行年だけで大丈夫です。

      例: (Mitchell, 2009)

      もし、記事を書いた人が不明なら記事のタイトルで代用します。

      例:(“Tutoring and APA”, 2018)

  • いつも大変参考になる情報をありがとうございます。
    質問なのですが、発行年が分からない場合の書き方は、
    Name. (n.d.). Title ですか?
    それとも、
    Name. (n.d). Title でしょうか?

    お手数おかけしますが、教えていただけないでしょうか。

  • 質問失礼します。APAスタイルでリサーチペーパーを書かなければならず困っているところです。こちらの本ではどういう書き方になるのか教えていただきたいです。
    『消された精神障害者』 原義和 編著 高橋年男 解説 高文研 2018/12/21 

  • とても参考になる解説ありがとうございました。
    アメリカの大学院で卒業論文を書いています。1点質問です。何かの概念を最初に言い出した、もしくは考え出した人物の文献を参考資料、または参照としたい場合はどのように表記したらいいでしょうか? 以下で言う、Ronjat (1913) と Hawatt (1984) の部分です。

    例) See Ronjat (1913), for more information on the One-Person One-Language, and see Hawatt (1984), for more information on the monolingual approach.

    • “for more information”は論文では使わないので、例えば、
      According to the One-Person One-Language (Ronjat, 1913) and the monolingual approach (Hawatt, 1984), there are ~~ みたいな感じで大丈夫だと思います。

  • 初心者です。参考にさせて頂き、ありがうございます。
    外国人講師に英語でリポートを提出します。APAスタイルが推奨されています。
    今回、英書の日本語訳本を参考文献としたいです。
    邦題は著者の希望で原題とは異なるタイトルがついており、発行年代も違います。
    読んだのは日本語訳です。著者が邦題を変えた意図もあわせて、どう書けばよいでしょうか。
    自分なりに考えてみましたが、順番もこれでよいかわかりません。
    教えて頂ければ幸いです。

    例)メアリー・モリス 斎藤英治訳 「シングル・マザー」 1995年 文藝春秋

    Morris,Mary. (1993) A Mother’s Love.Doubleday Publishing.New York.
    でよいのでしょうか?

    Morris,Mary.(1995)Singuru Maza[Single Mother].(Saito Eiji. Trans.) Tokyo : Bungeisyunju. (A Mother’s Love.Original title.1993)

    よろしくお願いいたします。

    • Author, A. A. (Year of publication). Title of work: Capital letter also for subtitle (T. Translator, Trans.). Publisher. (Original work published YEAR)なので2つ目ので大丈夫です。

      Morris, M. (1995). Singuru maza [Single mother]. (E. Saito Trans.). Tokyo: Bungeisyunju. (Original work published 1993)
      ※Singuru maza [Single mother].の部分はイタリックです。

      • 早々にお返事、また、書き方の修正もありがとうございます。
        (本当に回答いただけるのだと感動しました!)
        確認させていただきたいのですが、邦題の記載のみで、原題は不要でしょうか?
        原題の方が、確実に伝わると思ったのですが。

        例の場合、邦題は「シングル・マザー」で、原題は「A Mother’s Love」です。

        よろしくお願いいたします。

  • 引用文献リストの順番についての質問です。

    ・著者名がない場合のものも、あいうえお順ですべて一緒に並べてしまってよいのですか?
    ・また、「」のあるものは最後にするなどの決まりはありますか?
    ・そして、著者が英語と日本語のもの二つある場合は、英語の著者を先に並べますか?

    • >・著者名がない場合のものも、あいうえお順ですべて一緒に並べてしまってよいのですか?
      アルファベット順で並べます。

      >・また、「」のあるものは最後にするなどの決まりはありますか?
      APAスタイルで「」は使わないので著者名やタイトルのアルファベット順で並べます。

      >・そして、著者が英語と日本語のもの二つある場合は、英語の著者を先に並べますか?
      APAスタイルは英語論文の書き方なので日本語は一切使いません。
      アルファベット順でAに近いものから先に並べます。

  • いつも利用させていただいております。
    ウェブサイト上のPDFから引用したい場合は、どのようにすればよいでしょうか?
    環境省のウェブサイトに載せられているPDFを引用したいのですが、書き方がわかりません。

    • Organization Name. (Year). Title of report. URL.

      ↑になります。Title of reportはイタリックです。

      (例)
      Ministry of the Environment. (2019). Performance and accountability report: Fiscal year 2019. URL.

  • 引用の際、そのまま引用する場合クオテーションを使いますが、文章そのままを引用しない場合は、その文の最後に作者の苗字と発行年を記載すればよいのでしょうか。

  • いつも参考にさせていただき大変助かっております。巻末の参考文献リストを作るにあたり、複数著者の場合について質問です。

    1人目は、Last, Firstの姓名順で、2人目からはFirst Lastの名姓順で記載しても正しいのでしょうか(その場合、2人目からはFirst Lastの順になるため、間の「,」は不要という理解です)。両方のパターンが存在するようでどちらにするのが良いのか迷っています。

    • APAスタイルではFirst→Lastの順番で書くことはないので、Last→Firstの順番で書くのが正解です。アメリカでは名前→苗字の順番が一般的ですが、大学の教授が出す文書などはたいてい日本と同じで苗字→名前の順番になっています。

  • 初めまして。こちらのサイト、大変便利で参考にさせていただいております。
    出版社がない場合の著書(研究内容?)は。タイトルの後どのように表記すればいいのでしょうか。
    よろしくお願いいたします。

    • 著書は出版社が出版することで私たちの手元に届くので、個人でやっていない限り出版社がいないことはありません。本、論文、雑誌であっても必ず発行元がいます。著書(研究内容)ではわかりませんので、具体的に何を引用しようとしているのか教えてください。

  • 丁度APAについて困っていたので、とても助かりました。

    しかし、Googleで検索しても、関連記事の欄が下に表示されません。

    どうすればいいでしょうか?

  • 論文内のデータがそれの筆者以外の人、機関によって収集されたものの場合、in-text、reference共にどの様な表記をすべきかご存知でしたら教えていただけると幸いです。よろしくお願い致します。

    • データを引用していれば、論文の参考文献にデータの出どころを記載しているはずですのでそれをin-textとreferenceに書けば大丈夫です。

  • 量的研究の表の掲載について教えてください。
    これまで小数点以下のみ示す(例えば0.23に場合は.23と標記)ことになっていたかと思いますが、最新版のAPAでは「0.23」と標記するように変わったのですか?

    • 以前からAPAでは、確実に1より小さいと定義できるものは小数点以下だけを示し、1よりも大きくなる可能性のあるものは0をつける必要があります。
      例えば、確率や相関係数は1を超えることがないため、p<.01などと表現します。また、平均や標準偏差のように1を超える可能性のあるものはmeans of 1.01, 2.21, and 0.95などと表現します。
      ・If a value has the potential to exceed 1.0, use the leading zero.
      ・If a value can never exceed 1.0, do not use the leading zero.

  • 英語のエッセイを書く際で、インターネットからの引用文の後に続けて書くin-text citationの書き方を教えてください。

    • この記事に書いてある通り、(記事を書いた人の苗字, 日付)です。
      例えば、Smithさんが2018年に書いた記事の場合は、(Smith, 2018)と書きます。

  • アカデミックジャーナルのWebページ(Forbesなど)を引用する際は、
    ・アカデミックジャーナルの形式で(号など記載)
    ・Webページの形式で(閲覧日を記載)

    のいずれにすべきでしょうか。Webページから多く引用しているのですが、元記事の号などが見当たらず、無くて良いのかを迷っております…

    • Webサイトにあるアカデミックジャーナルを引用する場合は「アカデミックジャーナルの形式」と「Webページの形式」の両方で引用します。
      (例)Smyth, A. M., Parker, A. L., & Pease, D. L. (2002). A study of enjoyment of peas. Journal of Abnormal Eating, 8(3), 120-125. Retrieved from
      http://www.fakeexamplehomepage.com/full/url/

      論文のヘッダーや注釈に号や巻は書かれていることが多いです。裏技ですが、GoogleでPDFの論文を見つけた場合、タイトルの下の「関連記事」をクリックし、一番上に表示されるページ(リンク)の下にある「’’」をクリックすると参考文献がそのままコピーできます。自分でいちいちタイプする必要がないので非常に楽です。

    • 著者が不明な場合は次の3点に従います。
      1) 著者名のところを引用する本、論文、新聞などのタイトルで書く。※タイトルが長ければ最初の1~2wordだけを書く。
      2) タイトルをダブルクォーテーション(” “)で囲う。※(Title, Year)になるが、カンマ(,)の位置はダブルクォーテーションの閉じる前にもってくる。
      3) 文末での引用でしか使えない。

      (例)…in the stadium (“Stadium Financing,” 2015).

  • 丁寧な説明ありがとうございます。
    参考にさせていただいております。

    さて質問なのですが文中のCitationにおいて複数の著者がいる場合は
    ”(e.g.) Brown, Smith, & Miller (2015) showed that …”
    と書かれてあるのですが、文中でも “&”を使用するのでしょうか?
    教授からは文中は and と表記するようにと言われて少し困惑しています。

    お手数をおかけしますが何卒宜しくお願い致します。

    • コメントありがとうございます。
      ご指摘の通り、文中の主語として引用する場合は「and」が正しいです。
      記事内容も「&」→「and」に修正いたしました。
      (e.g.) Brown, Smith, and Miller (2015) showed that…

      ※文中(in-text)でも、主語ではなく文末で引用する場合は「&」を使用します。
      (e.g.) … in the stadium (Brown, Smith, & Miller, 2015).

  • コメントを残す