僕が経験したSUNY Cortlandでの大学院留学2年間を書き留めておく

自分の人生で一番勉強した2年間。自分の好きなことをとことん勉強し、やりたい仕事をすることができた。そして自分だけの幸せのカタチを見つけることができた。今の想いを忘れないようにここに書き留めておく。

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勉強の本当の意味を知った

この2年間はほとんど図書館で過ごしました。卒業前に知らない教授から君は毎日同じ席で勉強してるよねと言われたほどです。僕は教科書を読んで内容を理解するだけの予習には意味がないと思っているので、授業で扱うトピックが実際にビジネスでどうなっているのか、発生している問題や解決策、利用できそうなテクノロジーなどを調べるのに時間を使いました。簡単に根拠となるデータや文献は見つからないですし、英語で調べているのでかなり時間はかかりましたし、ペーパーやプレゼンの資料作成もしますので大変でした。しかし、好きで勉強していることなので全然苦ではなかったです。

履修した授業は合計9科目で1年目の秋学期と春学期に3科目ずつ、2年目の秋学期に2科目、春学期のインターン1科目です。1科目につき、授業は週1回で150分(2時間半)です。つまり、1学期あたり、週に3回の授業がありました。インターンは480時間働くことが必要で、1日8時間働くと3ヶ月で終わります。

僕が履修した科目の内容と成績を書きます。

Business & Finance of Sport(B+: 9.9)

主にアメリカのスポーツに関するフィアイナンスの授業です。リーグ運営(反トラスト法、ドラフト、フリーエージェント、レベニューシェア)からクラブ運営(オーナーシップ、スタジアムファイナンス、放映権、スポンサーシップ)まで幅広く学びました。既存スタジアムの改修プランに関するグループワークや個人でのスポーツファイナンスに関するリサーチペーパーが主な課題でした。

International Sport Enterprise(A: 12.0)

ワールドカップやオリンピックなどの国際的なイベント運営に関する授業です。実際に開催、もしくは今後開催予定のイベントに関して集客面や収益面などの観点からディスカッションするタイプの授業でした。インターナショナルなイベントでは、働く人のバックグラウンドも異なるため、リーダーシップやマネジメントといった組織論も学びました。

International Sport History & Governance(A: 12.0)

オリンピックやワールドカップなどのイベントや野球、サッカーなどのスポーツに関する歴史に関する授業です。アメリカや旧ソビエトによるオリンピックのボイコットやミュンヘンオリンピックでのテロ。ヨーロッパから南米へのサッカーの普及、中南米への野球の普及に関する植民地の背景などです。また、このような歴史の中において、ガバナンスの面でどのような対策が取られていったのかなどです。

Research Methods(B+: 9.9)

リサーチに関する概念や手法に関する授業です。担当教授は、この授業は母国語でも勉強するのが難しいと言っていました。存在論や認識論といった概念や理論から始まり、アンケートでの質問作成、サンプリング方法、測定方法などを学習しました。最後の授業では選択したテーマに関して、どのような質問項目により、どのようなサンプリング方法で、どのように効果測定をして一般化するのかをプレゼンしました。

International Sport Law(A+: 12.9)

スポーツの法律関係の授業です。ドーピングやギャンブルなどの違法行為やスポーツ仲裁裁判所での手続き。また、アメリカとヨーロッパでのスポーツリーグの違い(反トラスト法、ドラフト、レベニューシェア、選手会による団体交渉、上位・下位チームの入れ替えなど)についても学習しました。

Policy & Strategic Management in Sport Organizations(A: 12.0)

スポーツ運営に関する戦略プランを立てる授業です。毎回の授業で、実際に行われたインターナショナルのイベントに対しての集客面や収益面などを考慮した戦略プランをプレゼンしました。また、このクラスでは実際にアメリカのプロチームや大手企業で働いている方がわざわざ教室まで来て頂いてお話を聞くことができました。その際に自分のレジュメを作成して1分以内でアピールしたり、働きたい業界や職種についてのアドバイスを頂くことができました。LinkedInでもつながることができ、アメリカの就活で重要となるネットワークも少しですが、広げることができました。

Sport Marketing(A-: 11.1)

NFLチームの本拠地移転、MLSのソーシャルメディア戦略、カレッジスポーツのスタジアム内でのプロモーションなど、アメリカ国内でのスポーツビジネスについて毎回グループでプレゼンをしました。3ページ以内でプランの具体的な効果やリスクなどを説明しなければいけないのと、根拠はAcademic Journalしか認められないのが大変でした。

Information Technology in Sport(A+: 12.9)

WordPressを使用したWebサイト作成の授業です。僕はすでにWordPressを使ってこのブログを書いていて、簡単なHTMLやCSSは書くことができるので簡単でした。担当の教授にインターンのレジュメやITを使ったスポーツ関係の仕事について何度もオフィスに行って相談させてもらいました。

 

そして、成績に関しては「A+」が2つ、「A」が3つ、「A-」が1つ、「B+」が2つという結果になりました。GPAについては「3.86/4.0」でした。

 

インターン

2018年1月末からマンハッタンにあるWeb Developmentの会社でインターンをしています。主にクライアントのWebサイトをWordPressで作るのが仕事であり、SEOやSEMなどのマーケティングも行います。

この会社のクライアントの50%以上はスポーツチームやスポーツ関連の会社ですので、Sport Managementとしてのインターンが認められました。僕は前職がIT関係であり、ITを利用したスポーツのDigital Marketingに興味がありましたので、やりたい仕事にぴったりでした。

この会社はスタートアップに近い雰囲気であり、従業員も少ないので、Webサイト作成を一から丸ごと任せてくれました。必要となるデザインや機能について自分で調べて進めていけるので、主体的に勉強できますし、実践的な経験を積むことができました。WordPressについては知っていたつもりでしたが、良質なテーマやプラグイン、HTMLやCSSについてほとんど知らなかったことと、できる同僚のスキルの高さについて目の当たりにしました。今では3ヶ月が過ぎ、HTMLとCSSについては不自由なく書くことができ、PHPとJavaScriptについて勉強を始めたばかりです。一番最初に作成したWebサイトはプロジェクトマネージャーのテコ入れで僕が作成したものとはまったく違うデザインになってしまいましたが、最近作成したWebサイトは一切テコ入れが入らず100%僕が作ったと胸をはれるものができました。

同僚はアメリカ人かヨーロッパ出身で英語はほとんどネイティブなので、やり取りには相当苦労しています。最初の頃は与えられたタスクを1〜2個聞き漏らすことが多かったですが、今では確認をしっかりしているのでミスは減ってきたと思います。

友達

 

仲が良かった友達は留学生です。僕の大学は95%以上が現地のアメリカ人学生なので、留学生の結びつきは強かったと思います。留学生が孤立しないように、留学生オフィスがイベントを定期的に企画してくれたこともありがたかったです。ハイキングやピクニックだけでなく、誰かの部屋でお酒を飲んだり、トランプしたり、お喋りしたりと田舎ならではの遊びをして楽しんでました。

SUNY Cortlandは交換留学生が多く、秋学期に50人ほどいた学生は春学期には15人ほどになりました。そして、今学期が終わって次の学期に残るのはたったの5人です。次の学期にはまた新しく留学生が入ってきますが、一緒に過ごした仲間と別れるのは寂しいですね。

日本人であればまた会いましょうで済みますが、国が違うので、それも難しいでしょう。おそらく今後の人生で会うことはないんじゃないかと思っています。FacebookやInstagramでつながってはいますが、直接会って話ができないのは残念ですね。

でも、一緒に過ごした時間はかけがえのないものなので、しっかり心に留めておいて、次に誰かと過ごすときも同じくらい深い関係となるようにしたいものですね。

そして、次の学期からは本格的にアメリカでの就活を始めます。アメリカではインターンシップでも倍率は非常に高く、苦戦することが予想されます。ですが、来年の今にアメリカの企業で働くために頑張ろうと思います。

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