留学生へ、リーディング予習のアドバイス

今回はリーディングの予習について思ったことをまとめます。

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1. リーディングの目的

授業中に自分の考えを発言するため

予習をしなかった人の発言には根拠がありません。なんでそう思うのか?それはどこかで起きたことなのか?どこが発表したデータのか?など大学院の授業ではよく聞かれます。自分の考えが、本当に根拠があってのことであり、データや実例に基づいているのかを証明するために予習をします。つまり、これから勉強する内容をあらかじめ知っておくのではなく、予習範囲の内容に対する自分の意見が今の社会や業界にあっているのか判断するというプラスアルファの学習をするために予習をするのです。

教科書や論文をただ読むのはつまらない

アメリカのプロスポーツのInstagramとSnapchatの導入状況を調べてみようとか、次に流行りそうなアプリやサービスについてシリコンバレーのStartupを調べようとか何か目的があって文章を読むのは楽しいですけど、授業のための予習は正直つまらないです。それでも自分の好きなことなら問題ないですけど、やっぱり大学で勉強する目的は将来仕事をするためにつなげないと意味がないと思います。大学のための勉強ではなく、仕事のための勉強であるべきだと思うので、自分が知識をつけてよりその分野に詳しくなることが大切です。なので、自分が知識をつけることが優先であり、それを確認する場として授業があります。授業のために予習をするのではなく、予習のために授業があるのが本来の姿なのかなと思います。

 

2. リーディングのコツ

内容を覚えるのではなく「理解する」

僕のクラスメートに韓国人と中国人がいますが、彼らは僕に教科書の内容を一回読んだだけでは忘れてしまうとよく言っています。これは内容を「覚えよう」とするからであり、「理解」してしまえば極論、1回読むだけで忘れることはありません。去年、「Sport Law」というスポーツの法律関係の授業があり、確かにまともに覚えようとすれば難しいですし、1ヶ月もすれば忘れてしまう内容かもしれません。例えば、ヨーロッパとアメリカでは選手の獲得方法や収益の分配方法などが異なります。しかし、それぞれのスポーツの文化や歴史、背景などの本質的なところが理解できれば、自分の言葉で説明することができますし、忘れることはありません。

リーディングの目的は、議論したり、ペーパーを書くために「情報を得る」ことですので、ただ惰性で文章を目で追いかけるのではなく、この文章が意味することを考えながら理解していくのが大事かなと思います。

段落や文章の「核」を理解する

どんな教科書や論文にも、章の始めにはAbstractやイントロがあり、その章でどのようなことを述べるのかが書いてあります。極端に言ってしまえば、それ以降の段落は事例やデータを使って説明しているだけに過ぎませんのでこんなことが書いてありそうだと仮定して読めればベストです。

教科書を読む場合、例えばドーピングの法律の場合、章のイントロで「Whereabout system(選手が自分の場所を常に連絡する仕組み)」「ドーピング違反の薬と手法」「治療目的での違反薬の例外的使用」「ペナルティ」について述べると書いてあるとします。そうすると、「Whereabout system」ではなぜそんな面倒くさいことをする必要があるのか、プライバシーの侵害では?あたりがポイントになります。「ドーピング違反の薬と手法」ではなんで手法も必要なの?と思うところがポイントであり、血液は禁止薬に入りませんが、試合前に自分の血液を体に入れて運動能力を向上させることができるので禁止になります。治療目的での使用も病院で処方された薬がアウトだったらどうするの?ところがポイントになったりします。

つまり、全部読む必要はなく、ポイントだけ抑えることが大事になります。大学院に進学するレベルであれば、どこが重要なポイントなのか理解する力はあるのではと思います。論文の場合、abstractにその論文の目的やresearch questionなどが書いてあり、筆者の考えやresearch questionの答えはconclusionに書いてあります。ですので、abstractとconclusionだけでその論文は理解できますし、それ以外のセクションを読むのは時間の無駄になります。

結局は日本語でも英語でも、章や段落、文章の大事なポイントは同じです。日本語で論文や新聞が斜め読みできてポイントが抑えられなければ英語では当然できません。また、最初から猛スピードでできる人もいません。課題をこなしていくうちに専門用語や文法理解も深まりますし、何より多くの知識がつながって、この文章はあのとき読んだ事例と関連してるな、という感じになると思います。

わからない内容は日本語で調べる

文法や単語がわかっても、文章が何を意味しているのかわからない場合は日本語で内容を調べます。実際に起きた出来事であればGoogleやWikipediaで調べれば内容はすぐにわかります。その上で英文を再度読んでみれば内容が頭に入ります。

本当にわからないことは教授に聞く

最初の学期は授業後に30分〜1時間ほど教授にわからないことを聞いていました。今考えるとどうでも良いことばかり質問していましたが、予習と授業中にわからなかったことを10個〜20個くらい質問していました。大切なのは聞くことよりも理解することです。わからないということは自分の前提知識のどこかが違うのですっと理解できることは難しいです。わからなれば何度も聞き返しましたし、自分の理解が合っているのか確認もしました。僕はオフィスアワーはあまり利用しませんでしたが、教授に名前を覚えてもらいたければおすすめです。僕の大学院は人数が少なかったから授業に出るだけで覚えてもらえました。

授業中に発言する内容はあらかじめまとめておく

英語に自信がない人が見切り発車をすると支離滅裂になることが多いです。発言しようとすることをスクリプトにする必要はありませんが、どういう流れでどのような根拠をつけて話すのかはあらかじめまとめておいたほうが良いと思います。

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