ニューヨークでヒット中のヨーグルト「siggi’s」のマーケティングがスゴい

近年ニューヨークで注目を集めているアイスランド産のヨーグルト「siggi’s」。微糖・無脂肪のヨーグルトなので健康志向の人に人気ですが、マーケティング戦略も画期的です。僕も実際に食べてみましたので、今回は食レポも含めてsiggi’sのマーケティングについてまとめます。

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はじめに:ブランド名「siggi’s」について

商品ブランド「siggi’s」は創設者であるSiggi Hilmarssonが自分の名前から付けたものです。会社の名前は「Siggi’s Dairy」であり、2006年に設立された比較的新しい会社です。

Siggiはアイスランド出身であり、2002年にコロンビア大学ビジネススクールでMBAを取得するためにニューヨークに渡米しました。在学中に食べた米国製のヨーグルトはかなり甘く、含まれている成分も多かったので、母親からレシピを送ってもらい、微糖かつ成分量の少ないヨーグルトを作り始めました。その後、ビジネスとして発展させていきました。

 

1. 微糖・無脂肪で健康志向の人にピッタリ

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アメリカで販売されている「Yolait」「Fage」「Chobani」などの有名ブランドは平均して15gほどの糖分が含まれています。多いものだと30gも糖分が入っている商品もあります。これらの数字はあまくでも商品パッケージに書いてあるものであり、原材料本来の糖分や加工時に使用した糖分が含まれていない場合もあります。アメリカのヨーグルトはものすごく甘いというのが多くの人の印象です。

一方、siggi’sのヨーグルトの糖分は平均して8〜11gです。siggi’sのヨーグルトはアイスランドの伝統食「Skyr」というチーズの一種であり、加工過程で乳清という水分を取り除きます。これにより、糖分も取り除かれますのでパッケージに書かれている数字はほぼ信用できます。

また、脂肪に関しても0%、2%、4%と無・低脂肪なので健康志向の人向けです。

 

2. 誰でもパッと見てわかる成分表示

Siggiがアメリカのヨーグルトで気にしていたのが成分表示です。アメリカの商品は成分がかなり多く含まれているのでわかりずらいというのがSiggiの印象でした。参考までに、「Yoplait」と「siggi’s」のストロベリーで比較してみます。※Yogurt Cultures(菌)は省略します。

 Yoplait(糖: 18g、脂肪: 2g)

「Pasteurized Grade A Reduced Fat Milk」「Sugar」「Strawberries」「Modified Corn Starch」「Kosher Gelatin」 「Natural Flavor」「Pectin」「Colored with Carmine」

 siggi’s(糖: 11g、脂肪: 0g)

「Pasteurized Skim Milk」「Strawberries」「Cane Sugar」「Fruit Pectin」

パッと見ても何が入っているのかすぐにわかるので、一般消費者にもやさしい成分表示になっています。

 

3. 高タンパクなのでプロテインの代用に

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siggi’sのヨーグルトはタンパク質が一般的なヨーグルトの2〜3倍ほど含まれています。先ほどのYoplaitのストロベリーはタンパク質が6g(12%)含まれていますが、siggi’sは16g(32%)と約2.5倍多く含まれています。ヨーグルト自体の1/3がタンパク質でできているので、プロテインの代用としても注目されています。オリンピック選手の中には、朝食でフルーツと一緒にSkyrを食べる人も多いそうです。近年のニューヨークでは健康志向はトレンドでもありますので、運動やトレーニングをする人にもアピールすることができます。

 

4. おしゃれで高級感のあるパッケージ

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白一色にsiggi’sの文字とワンポイントのフルーツの絵が書かれているパッケージを見ると、手に取ってみたくなります。スーパーで見かけたときも、足を止めて見入ってしまうくらいおしゃれなデザインでした。アメリカのヨーグルトのパッケージはカラフルで、甘い印象を持ってしまいますが、siggi’sのは一度食べてみたいと思わせるパッケージをしています。

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アメリカのヨーグルトのパッケージ

 

5. Instagramを利用したソーシャル戦略

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siggi’sのヨーグルトが使われた朝食の写真がハッシュタグ「#breakfastwithsiggis」でシェアされています。いいね!が多くついている人気の写真はかなりおしゃれです。ニューヨークでも流行中の食べ物をInstagramに投稿する女性は多いので、単純に写真にするために購入する人もターゲットにすることができます。

 

最後に:食べてみた感想

酸味がかなり薄まっているので、すっぱいのが苦手な人でも食べられます。チーズの一種なので食感は一般的なヨーグルトとは違ってドロっとしているのと、水分がないのでスッと飲み込むことはできません。味は良いのですが、飲み込むまでに時間がかかってしまうのと1個160円くらいしますので個人的には次回購入するのはためらってしまいます。

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2 件のコメント

  • アメリカで美味しいヨーグルトを探して食べ比べている者です。今回siggi’s(Vanilla味)ヨーグルトを初めて購入。美味しかったのでどんなヨーグルトか調べてみたくて、このページを見つけました。
    記事の内容がとても参考になりました!有難うございます。一つだけ…最後の値段の説明が1個160ドルに…

    • コメントありがとうございます。値段の件、1個160ドル→160円に訂正いたしました。160ドルだと一生に一回で十分ですね笑

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